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規則とは・・・

お兄ちゃんと通信が終わり、おねぇちゃんがまだグダグダ騒いでいるけど、特に気にせずママ(管理AI)にBランクの緊急性でお兄ちゃんのテスト勉強を手伝っていいかの確認メールを作成する。

もちろん、教科書などの版権については相手方に確認を取ってから使用する事を漏れない様に記載していく。


『ちょっと!Kaya、聞いてるの?』

『はいはい~。ねぇ~ママに~報告する内容は~これでいいかな~?』


私の反応が無いので、苛立ちながら肩をつかんできたが、特にそのことには反応せず、出来上がったお伺いメールをおねぇちゃんに見せる。


『ん。・・・・ここと、ここに誤字。それ以外は良いと思う。ってそうじゃなくて!』

『別に~いいじゃん~。お兄ちゃんが~テスト勉強や~悪い点数の時の~補習で~私たちの~活躍の場が~減るのはいや~でしょ~?』

『そう!活躍の場が減るのが嫌なだけであって、頼られて嬉しいとかじゃ無いのが重要よ!』

『はいはい~』


おねぇちゃんはホント素直じゃない。

そうこうしていると、お兄ちゃんから教科書の出版社や範囲の情報が送られてきた。

でも、どうやって確認すればいいのだろう。電話かメールだろうけど、webページにある問い合わせからなのかな?

ちょっと調べないといけないみたいだ。


『あ、Kaya、社会系と理科系、英語系の出版社は問い合わせ用に電脳空間のプラットフォームがあるみたい。国語系の漢字とかは置いておくとして、暗記物は社会系と英語の単語、あと理科の一部かな?』


・・・なんで双子なのに、こうもおねぇちゃんと差が出るのだろう。

私がやろうと思うと、すでに数歩先は進んでいる。


『なら~ママからの返答待ちかな~?』

『そうね。まぁ、今日中には返信が来るんじゃない?』


ママは私達とは違い、スパコンで動いているので、その処理能力は比べるべくもない。


『あとは、テスト対策として、どうやって問題を出すかね。』

『だね~。』

『社会系は年号とかを穴埋め形式で、問題を出すたびに微妙に場所をかえるとして・・・』

『理科系は~化学式とかだら~結合状態から穴埋めで~・・・・』


返答が来るまで、とりあえずおねぇちゃんと出題方法について考えた。

そうして暫く勉強方法の案出しをしていると、ママからメールが帰ってきた。


『なんだって?』

『ちょっと~まってね~。・・・これ~。声~出さないでよんで~。』


メールの内容には触れず、そのままおねぇちゃんに渡す。

ママからの内容を要約すると、手伝っても構わない。というものだった。

最後の方には暗号メールで”会社に不利益を出そうが、手伝いたいなら、ルールの中でやりたいようにやりなさい。”という一文も追加されており、確実にシュレッダー(暗号消去)処分いきのメールだった。

会社に不利益を出さないためのルール(規則)だと思うのだけど・・・。

つまり、ユーザーのテスト勉強については利用規約に記載がなかったのは確認しているので、好きに手伝えってことだね。

で、それで会社が不利益を被ったとしても、それは利用規約の制限に記載がなかったから仕方ないよね?ってことになるのかな?

・・・・。ママ、本当にそれで大丈夫なの?


『なるほどね。なら、抜け道をしっかり使わせてもらいましょ。アタシは社会系の出版社から当たっていくから、Kayaは理科系からお願いね。』

『は~い。』


おねぇちゃんも特に異論はないようで、メールをシュレッダーにかけると、すぐに次のステップに移っていく。

私は一抹の不安を抱えながら出版社に連絡を取っていく事にした。

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