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前哨・・・戦?

すみません。

だいぶ時間かかってしまいました。

皆様もご自身の体をご自愛なさってください。

(自分の事ででいっぱいいっぱいな私が言えた義理ではございませんが(-_-;))

デフラグ作業から目を覚ますと、改めて自分の状態を確認していく。


「断片化データ占有率41%まで低減。CPU処理率80%・・・70・・・56・・・20・・・14%で安定。キャッシュクリア確認完了。戦闘処理実行メモリ確保テスト・・・確保可能。確保実施。最適化処理実行結果・・・想定値より8%向上。問題なし。ま、こんなもんね」


グッと背筋を伸ばし、コックピットから出る。

パネルを起動して時間を確認すると、15時まであと10分少々。こっちも問題なさそうだ。


アイツの機体設定はできてるし、Kayaに渡す詳細データも準備済み。引き渡しも50ミリ秒もあれば済むので、1秒もあれば理解してくれるだろう。


「ん?」


パネルに新規通知のアラームが鳴った。


「えっと~。ああ。戦闘開始時間ね。今から1間半もかかるのか。結構混んでるのね。まぁ、休みだから仕方ないか。となると・・・。」


筐体の予約時が登録されたようで、お知らせがパネルに届いた。

となると、問題が発生したことになる。


「流石に起こさないわけにはいかないか~。」


格納庫からマイルームにつながる扉を見る。

かといって起こせばお小言が待っているとわかっているので、マイルームのスリープはなるべく切りたくないが、時間が長くなれば長くなっただけKayaの機嫌も悪くなるだろう。


「はぁ。切りますか。」


パネルを操作してマイルームのスリープ機能を解除した瞬間、部屋からKayaがすぐ出てきた。

さすが我が妹。1秒もたたずに状況理解したか。


「おはよう、おねぇちゃん~。で?説明してくれるよね?」


うわ~。いい笑顔が怖いわ。


「えっと・・・ね。せっかく断片化したデータをクリアしても、そのあと作業させたら、また断片化データが出来上がるわけじゃん?」


ジャブとしてもっともな理由を伝えるが、Kayaの笑顔は更に輝いてくる。

が、一瞬だけ口の端がヒクついたのが見えた。怒っているレベルが1段階上がったんだろう。


「で?」

「まぁ、微々たるものだろうけど、そうなると、作業しつつアイツのフォローをするのに割くメモリ計算とか、面倒じゃん?」

「で?」

「それだったら、いっそ開始までじっとしていた方が最高のパフォーマンスを出せると思ったのよ。」


そう言いながらKayaが寝ている間に準備していた資料をデータ送信する。


「で?」

「えっと、その・・・。」

「・・・・・」

「あの・・・・。ごめんなさい。」

「・・・・・・はぁ。おねぇちゃんの気遣いは~うれしいけど~私だって~お兄ちゃんの役に立ちたいんだよ~。」


Kayaは深いため息をつきつつ、アタシから受け取った資料をパネルに写し、確認を始める。

よし。何とかなったかな。


「で、私だけ休ませておいて~おねぇちゃんも〜休むんだよね?」

「いや、時間も迫ってるし。」

「でも~あと1時間30分もあるんだよね?」

「アタシの機体の追加案とかも・・・・」

「休む。んだよね?」

「・・・・デフラグの実施だけで許してもらえませんかね?」

「・・・・」


妥協案を出してみたが、Kayaにニッコリとほほ笑まれて終わった。


「あ、はい。デフラグ含めて少し休みます。」

「うん~それが~いいと思うよ。」

「あ!でも、アタシが休んでる間に作業なんてしたらダメだからね?」


ただ、Kayaに作業させるわけにもいかないので、片っ端から操作系にロックを入れていく。


「はぁ~。過保護だよ~。私もさすがに~おねぇちゃんの好意を~無下にしないから~大丈夫だよ~。」


そう言ってKayaはせっかくかけたロックを片っ端から外していく。

まぁ、これくらいで済んだから良しとしよう。

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