譲れない事
Kayaがマイルームに移動してデフラグを開始したのを確認してマイルーム自体をスリープモードに移行させる。
これでKayaのデフラグが終わったとしても起きてくることはないだろう。
フェールセーフとしてタイマーをセットしないと使えない機能なのだが、今回はユーザーのログイン時に起動される様に設定したので、アイツがゲームを開始しない限り起きてくることはないだろう。
「せっかく断片化したデータをクリアしても、そのあと作業させたら意味ないから仕方ないわよね。」
起き抜けに怒られるだろうが、それは仕方がないと、そう自分に言い聞かせる。
Kayaと機体の相性もあるので、やることは結構多いのに、断片化したデータでメモリのリソースが食われているので、私自身の処理も遅くなっている。
でも、Kayaの体調回復は最優先だ。
ただでさえアイツはトロいのだ。午後の戦闘でアイツが他AI達からバカにされないようにするには、Kayaには完璧な状態で挑んでもらいたい。
アタシには、囮として動けるだけのメモリリソースが残っていればいいし、最悪、アタシは参戦できなくてもいい。
そうなればなったで、Kayaがうまく立ち回ってくれるだろう。
アタシの優先順位はアイツの機体、Kayaの体調回復、アタシの体調回復の順だ。
なので、兎にも角にもアイツの乗る機体のシミュレートを開始する。
目標は人間時間で14時までに完了させることだ。




