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ごまかせたみたい

お兄ちゃんを映してたモニターパネルが「no signal」となったのを確認して私はその場にへたり込んだ。


「いや〜何とか〜なったかな〜?」

「なってないわよ。まだシミュレーションーチェックが半分しか終わってないもの。」


確かに。

おねぇちゃんの顔色は優れないし、疲れがありありと見える。

シミュレーターのチェック項目はまだ山のようにある。

そのチェック結果をもとに武器を構える動作の最適化や、移動時のバランス調整を考えたりと、やるべきことは多い。


「とりあえず〜続きは私がやるから〜おねぇちゃんから先にデフラグに入っちゃって〜。」


ひとまず、お兄ちゃんの機体さえ何とかなれば、午後からの行動に支障をきたすことはないだろう。

そのためにも、おねぇちゃんに先にデフラグに入ってもらい、そのあと私がデフラグしたほうが断片化されたデータがクリアになった状態で午後に挑める。


「だめよ。アンタのデフラグが間に合わない方が致命的よ。アタシが引き続き作業しとくから、アンタから先にデフラグしなさい。」


確かにそれもあり得るか。一応、人間時間で30分くらいで終わる予想だけど、マージンはとっておいた方がいいかも。


「わかった~。なら~先に休ませてもらうね~。お休み~。」


おねぇちゃんに挨拶をしてマイルームに戻り、腕を枕にして机に突っ伏すような恰好をして私自身のデフラグを開始した。

やっぱり机じゃなくてベッドが欲しいなぁ。

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