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補佐もバッチリなようです。

「で、次はアタシが乗る機体。まず地上用。というか、宇宙用も大して変わらないからまとめて説明するわね。」


そう言うと、先ほどとは別な機体にスポットが当てられた。


「アタシの役割は陽動。ってことで、まんまバランス型。地上では実弾系で、宇宙では粒子系。」

「さっきの話だと逆の方がいいんじゃないのか?」


さっきレクチャーで慣性の法則だのなんだの説明とは逆の設定をしているようだ。


「まぁ、アタシの方は目立ってなんぼだからね。地上では回避、牽制を。宇宙ではアタシがどこにいるのか?が分かる仕組みじゃないと意味ないでしょ?」

「そうかもしんないけど、装甲とかを厚くしてるの?」

「いいえ。シールドだよりよ。耐久値が下がって使い物にならなくなったらデッドウェイトとなるから捨てられるようにしたの。その代わりポイントをスラスターに割り振ることができたわ。」

「危険度は上がるけど~それは仕方ないよね~。」

「そ。アタシの役目はいかに敵の注意を引き付けて、アンタが攻撃しやすくできるか。にかかってるからね。」

「なるほど、ってことは、金霧(かなぎり)からシールドとか借りるだけでも結構変わるって事?」

「あ~。お兄ちゃんの言いたいことは分かるけど~結局素体のポイントに左右されるから~今の機体だと~宝の持ち腐れ以外の何物でもないかな~。」


強い武器があればいいと思ったが、そうそう簡単なものじゃないらしい。


「えっと。まとめると、Mayaが先行して戦いの口火を切って、俺は後ろから援護射撃を行う。で、攻撃したら移動を繰り返す。であってる?」

「ええ。その認識でいいわ。」

「わかった。じゃぁ、俺は昼めし食ってゲームセンターに出陣とまいりますか。」

「あ、ちょっとまって~。」


話し合いが終わったと思って切り上げようとすると、Kayaから待ったがかかった。


「どうした?」

「えっと~。ごめんなんだけど~。ちょっと~作業で発生した断片化データの最適化のために~2時間近く~おねぇちゃんと二人で~スリープ状態に入りたいんだけど~いい?」

「ああ。大丈夫だよ。って言うか、昨日から徹夜だよな?大丈夫なの?」

「ええ。アタシたちはAIよ?基本24時間働けるわ。」

「ただ~連続稼働すると~断片化されたデータが蓄積されて~処理が遅くなっちゃうから~15時からの戦闘の前に~クリアにしておきたいの。」

「そんなこともあるんだな。でも、金霧との時間には間に合いそうなの?無理してない?」

「大丈夫よ。アンタは早めにお昼食べて、戦闘時に乗り物酔いしないように準備しなさい。」

「わかったよ。それじゃ、移動も含めると次はゲーム開始時かな?またね。」

「ええ。」

「またね~。」


アプリを消そうとした瞬間、一瞬二人の表情がどっと疲れたものになった様に見えたのは気のせいではないだろう。




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