ブリーフィング
まだ暫く持病に振り回されそうですが、時間ができたので更新していきます。
「今日のところは一旦終了ね。」
「そうだね~。さすがにムリかもね~。」
二人は俺のことを考えてくれているようで、3戦目のテストをしない方向に舵を切ったようだ。
「なぁ。」
「なに?ああ、残り1戦分は強制終了できるから大丈夫よ。」
Mayaは終了に向けて着々と進めているが、俺はそんなことを聞きたかったわけじゃない。
「お兄ちゃんが~良いんだったら~べつにいいよ~」
否定しようとすると、先にKayaが察してくた。
「え?もう一回やるの?」
「ああ。」
「じゃぁ、今度はディフェンダーでテストしてみましょうか。」
「アタッカーで。」
「・・・。」
「お兄ちゃん攻めるね~」
いまだに心臓はバクバクいっているし、手足の震えも止まったわけじゃない。
初めてとはいえ、せめて1機は倒したい。
Mayaにも派手に負けてこいといわれていた。
MayaとKayaには悪いが、俺にとってこれは現実じゃなくてゲーム。
死ぬこともなければ、痛みも・・・・若干尻は痛くなるが、泣くほどでもない。
あまりにもリアルで、現実世界と思ったけど、ゲームだと割り切ればいいはず。
「アタッカーでお願い。」
「・・・・。はぁ。Kaya?」
「わかってるよ~。こっちの~判断で~強制終了させるからね~?」
再度アタッカーで操縦させてほしい旨を伝えると、Mayaはあきれ顔で、Kayaは・・・何考えているかわからないニコニコ顔で準備を始めていく。
ブリーフィング時間は残り3分弱。
俺は改めて操縦桿を触って操作の仕方をおさらいしていく。




