五話 二つ目のダンジョン
「玉鋼?なら鉱山型のダンジョンがあるんだ。こいつに連れて行ってもらえ」
「分かりました」
「ん?口調が丁寧になっているな。なぜ変わったんだ?」
「え?俺そんなにいつも口調悪いですか?今度から気を付けます」
「そうか?鬼では口調など気にしないものが多いからな。問題ないと思うぞ」
「そうですか。ですが自分でもこれは制御できていないんですよね」
「まあいい。明日までには戻ってくるように」
「分かりました」
「俺が案内をする百葉だ、よろしくたのむ」
「分かりました。移動のスピードはどの程度出せますか?」
「大体分速2㎞程度だな」
「なら大丈夫ですね」「出発しましょう」
「あい分かった」
「そういえば隊長とお前が付き合っている噂があるんだが本当か?」
「ええ、本当ですよ。まあ長に決められた形式上のものですがね」
「へー、隊長はふるために自分より強いものと結婚したいと言っていたからな」
「ですがあの勝利はほぼ偶然ですよ」
「それでも隊長は本気で好意を持っているだろうな」
「そうは見えませんけど」
「隊長は人前では感情を出さない人なんだよっと。着いたな」
「ここですか」
「ああ、ここは里の玉鋼を生みだす鉱山なんだ。玉鋼以外ださんがな」
「分かりました。モンスターは?」
「いない。鉱山だからコアは壊さないように」
「分かりました。では私はここでしばらく掘りますので」
「明日の日没までに帰ってくるようにな」「俺は帰る」
「さようなら。ありがとうございました」
「なーに、俺はさっきまで話した情報が欲しくてやったんだ。感謝はいらんよ」
ふう、掘るか。鍛冶を取ったおかげでピッケルも支給されているからな。
俺は最初の一振りを振ろう!とした瞬間にアラームが鳴った
「もうこんな時間か!リアルで昼飯を食べなくてはな」
このゲームは現実と時間が1時間で7日。3時間やったから21日も経ったのか、、
早いな。やはり熱中していると早い。
速攻で食べて戻ってこなくてはゲームの、、帰ってからログアウトするか。
俺は昼食のため全力疾走で里まで戻るのであった、、
如意と酪火の関係は進みません。この物語はあくまでバトル優先です