十話 宴
「全員!今日はこの如意が里に仲間となる!」「それを祝して!乾杯!」
「「「ウオォォォォォ!!」」」「「イエェェェェェイ!!」」
「民とは話終わったか?」
「おお、話せたぜ」「皆気のいい奴らだな」
「そうか、ならよかった」「あと皆にはお前が元人であることは知らせておらん」
「それに関しては感謝してるよ」
「そういえばあの後報告を受けたのだがお前は隊長にも勝ったのに制作が本業らしいな」
「ああ、酪火にも驚かれたよ」
「それはそうだろう。隊長は戦闘に全部りしたやつだからな」
「相性もあるさ」「あいつは鬼の中で育ったがため飛び道具が苦手らしいからな」
「それでも隊長はかなり落ち込んでいたぞ」
「そうなのか?でもそれは姫のお菓子をもらえないのもあると思うぞ」
「ならあれはお菓子が大部分だろうな」
長にも言われるとは、、どれだけお菓子が好きなんだあいつは
「さて、君のところに来た理由はな」
「なんだ?」
「ちょっと耳を貸せ」
「はいはい」
「隊長とつきあってくれ」
「はぁ!何言ってるんだあんたは!」
「静まれ。周りに聞こえる!」
「理由としては二つある。一つ目はお前をこの里に縛るためだ」
「それは当然だな」
「もう一つはあいつが樹華にべったり過ぎてどんな時でも樹華を優先してしまう癖を
直してほしいからだ」
「そんななのか?」
「ああ、おそらく10㎞離れていても聞きつけるだろうというほどだ」
多分あいつはちょっと教えれば銃の扱いもできるだろうし自分が作った武器を
自分で使えるとは限らん。ならばこれは受け取っておいたほうがいいだろう。
「わかりました」
「そうか、、やはり無r、、今なんて?」
「分かりましたって」
「お前は縛られるのが嫌いだと思ったが、、」
「別にこんなことやらなくても自分からは離れねーよ」
「そうか、良かった」
そして俺に酒を飲まそうとした長がフィルターにはじかれて気絶する事態も起こったが
誰も長を擁護しようとはしなかった。