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ギルマスVS

俺が部屋に行くと見知らぬ人……いや、見たことはあるな。まぁあんまり知らない人がいた。


「初めまして、でいいかな、僕はこのギルドのマスター。ギルマスってやつなんだけどご存知だったりするかい?」

「いえ、知りませんね」


ギルマスとやらだったようだ。まぁ知ってた。

で用事…早く終わらせて欲しいが、まぁ焦るのは良くないか。


「で君に言いたいことがあるんだ」

「はぁ……?」


とトンボの死骸を目の前に置かれる。


「死体のコレはメガニウムっていう種族なんだけどね」


良かった。なんか変なのだったら泣きそうだった。が、話はそこじゃないと思い少し気を引きしめる。


「君、さすがにレベルが上がらなさすぎじゃないかい?」

「へ?」

「いや考えてみてご覧よ。コイツはタイラントワームより強いのはわかるでしょ?」


まぁ確かにタイラントワームと違って空飛んでたし見た目強そうではあったけども……。

本当に強いかなんて分かるわけないよね。


「強いんですか?まぁ見た目強そうですけど……」

「でも君のレベルは1も上がってない」


確かにそう言われれば不思議だけども……いや気にすることなくね?


「でだ、僕はとある事を思い出した。君は王様に会ったことあるんだよね?」

「あ、ありますね」

「そこで何か貰わなかったかい?」


貰う……?特にはない気が……ご馳走とかは貰ったけど他なんかあったっけ?


「多分だけど王様の君が戦わなくていいようにレベルを上げないようにした可能性が出てきたんだ」


……ふむ?別に悪いことじゃないのでは?おかげで戦わなくてすんでるし。


「何が問題ですか?」

「レベルって言うのはね……初期ステータスから増幅の伸びが決まるんだよね」

「はい……それが?」

「初期ステータスって、レベル1の数値なんだよね」

「つまり?」




「君がそのままレベルを上げるだけで攻撃力の伸び、バケモノになるよ」


!!!!!

そうか!現在でさえ一撃でミミズやらワンパンできるのにレベル上がれば数値が馬鹿みたいに増えるから、なんなら魔王もワンパ……


「やばくないすかそれ!!?」

「うん。君これ以上基礎を上げないためにレベル上がるようにしよう」

「確かに……」


「もちろんもう既に強い君にはギルドに入って貰いたいんだけど?」

「イヤです」


断固拒否します。だってめんどくさい。店あるもの。


「なんでだ!君はこの町が滅んだら住む場所が無くなるんだぞ!!守りたいと思わないのか!?」

「いや、自分の家は守りますよ。でもギルドに入らなくてもできません?」

「ぐっはぁ!正論で返してきやがったァ!」


「ていうかそもそもギルドに入っても何もしませんよ?だって店で忙しいですし……名前だけ置くって意味あるんです?」

「む……確かに何もしないんならギルドにいる意味がない……それなら無理に入れても結果意味が無い……」

「そういうことっすよ」


完全に俺に論破されたギルマス。そしてしばし悩んだ後に、


「しょうがない……じゃあ君にはギルドに入ってもらおう」

「はぁ……話聞いてました?」

「いや、もちろん君に利益がある話だ」


討論は続いていく……。

「アイツ……帰ってくるの遅いな」

「いやマジでアレを殺したとか……?」

「バカな……だとしたらもうアイツだけで魔王とか割と余裕なんじゃないのか?」

「……もしかしたら……」


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