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 2 親友

 俺は今幸せなのだろうか。

 今まで歩んできた21年間の人生。まだそれほど長くはない道程みちのりだが、ふとした時に思い出す。


 アイツと過ごした日々。忘れられない時間。忘れられないあの日。忘れちゃいけないあの時。忘れたくないアイツ。


 それでも静かに季節ときは流れ、また以前と同じ装いを身につける。

 昨日となんら変わらない今日を過ごし、今日と変わりない明日を過ごす。

 退屈に感じるかもしれないが、それこそが重要なんだ。

 失ってから気づく大切なもの。

 そこにはちゃんとあるのだから。


 ありふれた日常を、変わりばえのない日々を過ごすことが、こんなにも難しいことなのか。

『普通』って簡単にいうけれど、その『普通』はとてつもない確率で営まれているんじゃないかと思う。


 普通って何だ? 何と、誰と比べてる? 


 俺は今、幸せな時間を過ごせているのだろうか。

 そしてあの時、本当にあれでよかったのだろうか。


 答えは空の上に。


 答えは心の中に。



お読み下さりありがとうございました。


毎日更新します。

次話「3年前」もよろしくお願いします!



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― 新着の感想 ―
[一言] 詩的な文章に、通り過ぎた過去への思い。 何があったかを思わせて、胸がチクチクします……。 普通とか、幸せとかは……。 いえ。今はやめておきましょう。 結末を見届けたら、また。
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