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溺れる人魚  作者: 雲上
1/1

優雅な魚たち

私という人間は、大変卑屈で捻くれている。


思い返せば私の人生、ロクなもんじゃなかった。


小学・中学と虐められ、狭い学校という社会の中で息を潜めてなるべく目立たず、地味に地味に過ごしてきた。


今なら分かる。単純に自業自得の結果であると。


私は馬鹿な子どもだった。考えなしであった。そして、素直だった。

言葉の裏を読む事が出来ず、良かれと思った事が裏目にでた。

同級生達は毎日をスイスイ優雅に泳ぐようにして過ごしていたのに、私は溺れるようにもがき苦しんで過ごしていた。


男子に「ブス」と言われれば傷つき、女子に「頭が悪い」と言われれば恥じた。

毎日無かったことに出来ない過去を早く消したくて、何も感じないように努めていた。


そして私は表情を失ったのだ。

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