EXⅤ 快楽
本編の前にEXがありました
――――魔王城・王部屋――――
昨日……
「ククククッ……。クハハハハハッ!」
「ギーヴァ様どうなされましたか?」
「殺すとは、自ら殺すのも楽しいが、見てるのも楽しいものだな!」
「そうですね。私も同じです」
基地に仕掛けてあった監視カメラを通じて王部屋で見ていた二人であった。
「お前と趣味が同じことは嫌なことだが、それを上回るくらい楽しい……ククッ!」
「そ、そんなぁ……」
「まぁよい。楽しさは分かち合うものだからな!ツァツェ!アメルークを入れてきてくれ!今日は気分がとてもいいぞ!」
「は!はい!お待ち下さいっ!直ぐにお持ちいたします!」
駆け足でツァツェは部屋から出て行った。
「…………しかし意外な展開になったな。まさかあいつの「ギーヴァ様!他に欲しい物とかありますか?」……特に無い。大丈夫だ」
独り言を呟くギーヴァの部屋にノックを忘れて思いっきり扉を開けた。
「……? 了解……しました」
「もし、そうならこれは使えそうだな……」
了解という言葉は聞こえていないようだった
ノックを忘れて入ったのに怒られなかった……
そんなことなんて今までで一度も無かったのに。
なぜ…………。
「しかし、なんて気分がいいんだ。ギーヴァ様が、ああ元気だとこちらも元気が出てくる。」
今回怒られなかったのもギーヴァ様の機嫌が宜しいからだと解釈する
そう言って鼻歌を歌いながらコップを用意してアメルークを取り出す。
「今日はっ!お祭り♪はっは!お祭り♪お祭り♪ルルルララ~~♪」
ある程度歌ったところであることに気づく……
――――あれ?そういえば、アメルークってどうやって作るんだっけ………………
その後、必死の思いでエルウェールを探したツァツェだった
引き続き十七章をご覧ください
今度こそ新キャラ登場です