第六章 大剣使いダロット戦
騎士団主要メンバー9人の内の1人、ダロットですが、喧嘩っ早いです。
趣味は筋トレ・面白い話をする(相手にとっては迷惑)
騎士団クラスはSランク
武器は、お話にて・・・
――――ヴェセア城・騎士団訓練所――――
あんな筋肉どうやってつけたんだか、持ってる武器は………
「貴様から来ないなら俺から行くぞ!」
等身大ぐらいの大剣だ、180cmはあるだろう。よく持てるよなぁ~
……そんなことよりも今は自分の心配をしないと
ブォォン!!
「この大剣に当たれば粉々だぜっ!」
相手を十分に引き付けてからの回避だが音がやばい………
アイシェス王妃の「粉々になっちゃうんですかぁ!?」とギフェアに訊ねる今にも泣きそうな声を聞いたがその会話の続きを聞いているほど暇ではなっ!!
ブォォン!!
「避けてばっかりじゃ勝負にならないぜ」
っと。あぶねぇあぶねぇ……
ここは近距離戦より遠距離戦に変えて戦おう
「ヴェーア!剣から銃に!」
カシャリと音を立て変形した
ダロットは少し驚いた表情を見せ
「随分変わった剣だな……変化する剣なんて訊いたこと無いが」
「ショット!」
バギュン!!
睡眠薬入りの銃弾はダロットを捉え動体視力を超えるスピードで放たれたが
結果は予想を大きく外れた。
「シールド!!」
そう叫ぶと赤い鳥の紋章を出現させ目の前で銃弾が消えた
「そんな速度じゃ俺を捉えることは出来ないな。クックック……」
「まてまてダロット。ブレイクはだなぁ~「ギフェア隊長はしっかりと見ていればいいのです」確かにやってみなきゃ分からない場合もあるがな~……」
いろいろと話をしているおかげで少し考える時間が出来た。
銃弾は、まったく効果なし……
接近戦での力のぶつけ合いは、こちらが大いに不利になる。
う~ん、と悩んでる時に頭にピリッとした感覚が走った
まただ……あの時のテレパシーだな?
(お久しぶりです。この相手は接近戦を得意としますね。あなたの予想は当たっていますよ。こういう相手には力を格段に下げるパワーブレイカーという魔法を使用すると良いでしょう。魔法を使用する際には普通、特訓の必要があるのですが、どうやら大丈夫そうですね……魔法の種類が強化・弱体化の種類を使用しますので力の消費は少ないでしょう。相手からの遠距離攻撃はリフレクターで跳ね返すとだいぶ楽になります。では健闘を祈ります。)
「あ!まってくれ!?あなたの名前は?」
(私の名前ですか?いずれ分かることでしょう)
そういい残しテレパシー特有の感覚が消えた。まぁ言われたことをやってみるしかねぇよな、アドバイスを受けた以上有効に使わしてもらおう
「ダロット……とか言ったな。んじゃそろそろあんたの力を見せてくれよ」
「お?……フハッ!面白いっ!『ブロックディスペラー』!!(物体破滅)」
剣を大きく振りかぶり地面に叩きつけると亀裂が走り俺に向かってきた
「リフレクター!」
虹色に輝く壁が地面を突き破って出てきた
キュイィィン!!
「ブロックディスペラーが……効かない?……だと?」
「どうした?パワーブレイカー!」
紫の輪っかがダロットを囲むと締め上げた。
「グァアッ!」
数秒締め上げた後その輪っかが消えダロットは地面に叩きつけられた
「ふっ……やるじゃねぇか。投擲飛剣」
そう技名を言いながらこちらに投げたが……
「な!?なんだこれは?ち、力が……入らない……」
「随分とスピードが遅いんじゃないか?」
ゆるりゆるりと飛んできた大剣を片手で掴み、地面に突き刺した。
相手が軽く混乱しているところに
ダッ!っと相手の間合いに走りこみ足を払った。
ダロットの体重なら転ばせればこちらが優勢になる
「くっ!」
転んだダロットの隙はあまりのも大きかった。
そして相手の頭に剣先を向け
「降参か?」
「……あぁ。俺の負けだ」
そういうとさっきまで物凄い暴言をはいてた男、ダロットが土下座してきた。
「さっきはあんなこと言ってすまなかった……あんたの強さは本物だな」
「っ!?(ちゃんとした事言えんだな)―――あぁ、あ~いいって。別に気にしてないから」
「ほんとか?」
「あぁ」
俺は、ダロットに手を貸し体を起こした。しっかりとお礼も言ったし。案外、礼儀正しい奴なのかな
「ダロット。なぁ?言ったろ。俺はブレイクに負「ほんとにすいませんでした。こんな馬鹿な俺で、騎士団失格ですよね……」うーむ、馬鹿ではない、その戦おうとする勇気は騎士団一だぞ、人の話を訊かないのは良くないがな」
「は?人の話は良く聞くほうですが?」
「いや、だから。俺の話を聞いてないだろ」
「何か言ってたんですか?」
「だから俺がブレイクに負けたってことを……ん?どうしたみんな?」
この瞬間部屋の中が凍りついたかのように思えた。
「ギフェア隊長が負けたんですかぁ!!!?」
騎士団全員そろって大声を出し。かけ寄ってくる
その後、ギフェアに質問の嵐、嵐、嵐のなんのって、どんなに大変だったことやら