第七話 休日
友人に「はよ出せ」と言われたので書きました。次回からはもうちょっと頑張ります。
調べた結果、パレードが開かれるのは一週間後らしい。その間は出撃は禁じられている。その間の魔王軍の動きが気になるが、監視しているので、問題はないそうだ。仮に魔王軍に動きがあったら、パレードは中止になるらしい。
クラスメイト達は、パレードの話を聞いて盛り上がっていた。パレードがどんな感じかは知らないが、馬車にでも乗って手を振るのだろう。個人的には美味しい飯を食べたい。
召喚されてから3日目の今日。もうこの世界に来たことは理解できて落ち着いてるらしいので、真由美先生が授業をするとのこと。
本人は日本に帰った頃は受験戦争の間か、終わった後だと予想しているので、今年受験生の俺たちには、時間が欲しいためこんなところでも授業をするらしい。
あの人は子供に教えるのが夢だったらしく、それを叶えたいらしいのもあるそう。これがいいことなのか、悪いことなのかは正直言って分からない。ちなみに紙やペンは国の方から出してもらった。
真由美先生の担当教科は数学なので、俺はの暗算能力でどうにかなったが、クラスメイト達は書いた文字が消せないので、苦労していた。
他の教科は、国語は城の図書室から本を貸してもらった。本の内容はなんとなくで分かる感じだが、文字は書けなかった。英語はなしだ。社会は、歴史や地理オタクに教えてもらっていた。ちなみにそのうちの1人は俺である。理科は実験道具がないので、説明だけだ。そんな感じで1日が終わった。
夜、調べたいことがあったので図書室に入っていた。主に歴史、地形、伝承、武術、それと魔術についてである。
しかし、いくら探しても歴史と伝承が無かった。情報がごちゃごちゃになっていたからかもしれない。地形、武術、魔術はあった。残りはスキルに関してだ。
地形は山に囲まれており、西の方に平原があるが、西にはバカバッカ王国がある。その奥に魔王の領土があったので、おそらくバカバッカ王国は、すでに崩壊してるだろう。
武術に関しては、よく分からなかった。元の世界となんとなく似ていて名前が違うだけが違いだろう。
魔術は、周りには魔力があり、それを自分に取り込み体に循環させる。その魔力を練り、イメージで炎や氷を出すらしい。
魔力はスキルの取得にも関わっており、体に多量に取り込むことで、人によって別々のスキルを手に入れるらしい。ちなみに手に入れるスキルは、一貫性がないが本人に合うようなものが出てくるとのこと。
それと、スキルの入手方法はスキルポイントを使って手に入れるのとネームドモンスターを倒す、特定のアイテムを使うと、スキルを手に入れられるらしい
そんな情報を手に入れたが、夜も遅くなってきて眠くなってきたので、部屋に戻ることにした。
その途中、誰かの話し声が聞こえた。声の主は恐らく、王とあの豪華な鎧を着た兵士だろう。
あまり関わりたくないので、こっそり別ルートで帰ろうとすると・・・
「陛下、先の戦争で見事にホーネットを取り戻せましたね」
「ああ、そうだな。あの子供たちは強い。このままいけば、魔王領を手に入れるかもしれない」
「そしたら、あの子達はどうします?せめて協力してくれた。お礼ぐらいしたいのですが・・・」
「帰る際に、いい思いでもしておけば、いいだろう」
「にしても陛下、ここまで、よく順調ですね」
「全く、あの教師が最後まで反抗すると思ったら、頭を下げただけで、了承するとは思わなかったがな」
その辺りで眠くなってある俺は、すぐに別ルートに向かっていた。いい思いがよくわからないが、壮大なパレードでもするのだろうか?
心を弾ませて、部屋に帰り、深い眠りについた。
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