■かしましくかがやいて-紡がれる物語-
かしましくかがやいて-紡がれる物語-高原を駆け抜ける春風が二人が纏う純白のウェディングドレスの裾を撫でて駆け抜けて行った。二人はその光景を子供の頃の記憶に重ね、ここまでの道程が決して平坦ではなかったことを改めて思い出す。
別れの後で訪れた成長と新鮮な再会はこの日新たな旅立ちの徴となるのだ。その道を歩む二人を鐘の音が祝福する。教会の外に出た二人が投げたブーケを莉子と今野が受け取って、次が彼女らであることを告げた。
そして、再びの口付けは幼い頃の甘酸っぱい思い出と新たな歩みの門出と共に凛と紗久良の心に刻まれた。空を舞う小鳥の群れは晴れやかに唄い柔らかな陽は暖かく二人を包む。
これは決してゴールではない、物語は全てここから始まるり二人の足跡はここから刻み始められるのだ。
★★★かしましくかがやいて-End-
皆様、最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございます。
凛と紗久良のこれからの人生が暖かで幸せな物であることをお祈りいただければ幸いです。
まだ若い二人の歩みはこれからで、終わりではなくあくまで始まりです。
素敵な人生を歩んでくれます様に作者としても心から願うばかりです。
なお、書ききれなかったエピソードが実は沢山あったりなんかしますので、読み切りと言う形でぽつぽつ発表いたしますのでご期待くださいませ。
それではここで一旦、筆をおかせていただきます。また、お会いしましょう。




