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もう一人の私は、やはり女でした。



先週、私はインチョン空港経由で、もうひとつの故郷から帰京しました。ようやく念願がかなった形です。ネパール。パタン。もう一人いる私を訪ねる旅、十何年かぶりに出た海外でした。


もう一人の私に会う願いは、かないませんでした。今彼女がどこで暮らしているのか、生きているのか死んでいるのかさえ知り得ませんでした。けれども収穫がなかったわけではありません。私には大きな収穫となったネパール旅行でした。


もう一人の私は、やはり女でした。あるいは男かも知れないと考えたものですが、間違いなく女だった。


ラリトプルの町 ─ 通称パタンの町 ─ は、確かに私が育った町。私の故郷でした。あの時、アフリカから徒歩で旅する人に、エローラで出会わなかったなら、すべてが幻に終わっていたに違いありません。


ただひとり私を理解してくれたアラキさんに報告できないのが残念です。




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