表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

相手は年上の彼



結婚の口約束をした時、既に娘ではありませんでした。海千山千の私は経験者でした。うぶに見えたわけです。うぶに見えただけです。


その実、十代の時から、私は阿婆擦れでした。清楚可憐な生娘に見えたのでしょう。その実、悪魔的な経験を重ねた悪魔的な女でした。


私の相手は年上の彼氏。ずっと年上の男性。はるかに年上。七十年も年上の彼氏と付き合っていました。おまけに、彼は長いこと死んでいました。墓に葬られて久しい彼でした。そう。私は死人を恋人に持っていたのです。死霊と付き合い、関係を結び、エッチを楽しんでいました。


そのような私が地方名士のぼんぼんと「婚約」したのです。うまく行くはずがありません。壊れるに決まっている話でした。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ