第57話〜冥界門開放〜
(ヘル……ヘイム?)
(零!逃げて!)
そうだ…瞬間移動、とりあえず逃げろ……
?!発動しないだと……まさか、魔力切れ……虚空連発に《空》を今まで何回も使った……
(エキドナ……にゲロ……)
ここで1つ不幸が重なる。
エキドナは逃げれることが可能だった。だが、ここである者が目覚めることとなる。
「レイ?」
ソフィアの起床だ。
「レイ!大丈夫?!」
「ソフィア言っちゃダメ!」
ソフィアはエキドナを知らない。そもそも仲間かどうかすらもわかっていない。そんな人に行くなと言われても止まるわけがなかった。
思わず助けるために動いてしまった。これにより冥界門開放の対象になってしまう。
俺はもうソフィアに意思を伝達することもできないため、最後にエキドナにこう伝えた。
(レオン達を……守れ、カナラず戻る……)
「貴様は我の憑依体ではないか……そいつ共に死ぬがいい……」
「番人よ、我の全てを引き換えに、この愚者共を冥界に、我は公爵級魔族アガレス、全ては主、魔皇……のため……」
「汝の願い、聞き届けた、魂奪。冥界への誘い……」
冥界の門が開門する。
「魂束縛」
番人の杖から無数の闇の荊棘が俺とソフィアを縛る、もう俺は抜け出すことができない。
「守護神、私たちを助けて!」
だが、発動する気配がない。
「なんで?」
「十字架制約だよ。」
「久しぶりだね、零くん、戦闘マニアのご登場だよ〜!死にかけだね零くん、ソフィアちゃん悪けど逃がさないよ。」
「あぅあいあ」
(喋れない……)
「思った通り喋れないよね、それはね〜教えな〜い!」
「バイバーイ、くれぐれも死なないようにね〜」
(クソ、もうダメか)
俺たちはその荊棘によって門の中に吸い込まれる。
ここまでか……
それからの記憶はない。
誰かの手に抱えられて、そこにはどこか懐かしさがあった。
俺は死んだのか?
ソフィアはどうなった……
目が覚めると荒廃した大地に、地上では見られない地形に空は赤く染まっていた。
そうかここが冥界か……
いつも見て下さりありがとうございます。
誤字脱字報告をしてくださると幸いです。
ブックマークに登録、評価、感想を書いてくださると嬉しいです。




