↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/102

城下町強襲

「やっと……最後の一人っ!」


 私が突撃してきた黒装束を蹴り倒すと、バルゴの私室は完全に静まり返った。

 荒くなった呼吸を整え、私は魔獣バルゴが向かった先を見る。


 城下町に一直線だ。


 エルバルク家への復讐を目論み続けたベルドロール家。

 その最終的な標的はエルバルクが現実的に監督している城下町の破壊になったようだった。


 もちろん、魔法鎧の兵たちの一部は父上を倒すために、直接エルバルク家の屋敷に向かっているかもしれない。


 だが、『敵意把握』で視界に映る濁りきった、巨大な赤色は城下町に到達しようとしていた。

 もはや、魔獣バルゴに正確な判断ができているとは思えない。


 しかし、結果的にバルゴは一番効果的な復讐方法を選んだことになる。


 私を狙う分には、あまり問題はない。

 スキルを使っても、簡単には倒せなさそうな規模の魔獣と化したバルゴだが、それでも被害は最小限に抑えられたはずだ。


 だが、多数の国民を狙うとなれば話は別。

 私は最強の赤フードの冒険者と呼ばれているが、たった一人の存在だ。


 複数の地点を同時かつ大規模に攻撃されれば、その全てを守りきることは不可能に近い。

 ともかく、ここにいても何も始まらないだろう。


 私は歯噛みしながら、最速で城下町を目指す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。