表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/16

ある日のマリア先生


私は、マリア。


旧姓は、マリア・フォン・ランドル。


これでも南大陸のランドル公国の何番目かはわからないけど、元皇女にして、


稀代の大天才、マリア・フォン・ランドル。


いまは、世界一小さな国アークレッドで、大国リオンの未来の王配教育してるコンタと、ラブラブ新婚生活中。


私もはやく、可愛い可愛い私の天使達に負けない天使授かりたいなあ、


なんて言ったら、コンタは顔を引きつらかせた。


ーなんで?


まあ、いま、私が困ってるのは卒業論文のお題。


リーナが世界一の万能調味料、メンツユの作り方について。


セレナがお願いすれば天気は大丈夫と言う謎な自信に基づく論文。


レオが外洋の怪獣には、海竜王の息子を使えば簡単って短い感想文。


マークが古代に生息したサナダムシね発掘にあたり、未知の生物をあっさり発掘解明したけど、お目当てのサナダムシはいなくてガッカリだとかね、


私の斜め上を行く論文。


ちなみに、ウィルは、飼ってる羊が赤ちゃん産んだ論文。


一見、平和な論文だけと、


…なぜ最後にヤーガバーバーに預けたの?


羽が生えて三回りでかい羊って、


悪魔よ、あなた?


もう、なんか、卒業論文どうでもいいわ。


あら、いい考えね。


「だからって、全員、留年させんなよ」


げんなりコンタに止められたわ。


ーいい考えだと思ったのに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ