私の弱ったところにつけ込むこの男!?
私はつい最近、結婚前提で付き合っていた彼と別れる事になった。
彼の優しいところやダメな時にはしっかり私を怒ってくれるところ
彼の方が10歳も年上だから、私は彼に甘えてばかりいた。
彼との思い出、2年も付き合ってきたのに、、、。
最後に彼から私への別れの言葉は、、、?
『俺たち相性が合わなかったのかなって思う、、、ごめん、全部俺が
悪いんだよ! 俺と別れてくれ!』
『私に悪いところがあるんだったら直すから! だから別れたくない!』
私は最後まで、ねばったのだけど、、、?
結局、別れる事になった...。
▽
私の名前は 『大里 梨穂子』30歳、OLをしている。
既に私はこの会社では【お局様】的存在で早く結婚して会社を辞めて欲しい
と思われているのが、ひしひしと感じる。
最近、会社でこんな私の噂をされていた、、、!?
『どうやら、、、? 大里さん、付き合っていた彼と別れたらしいよ!
結構、長く付き合ってたんじゃないの、、、? もうさ~これ逃したら
【結婚】難しいよねぇ~』
『そんな事言ったら、、、? 大里さんが可哀想だよ~』
『でも? 女子の30歳は、ヤバいよねぇ~ お見合いでもしたら、、、?
別なんじゃない!』
『私も【婚活】しようかな~』
『まだ、私たちは大丈夫だよ~21歳だし! ほっといても男寄って来る
からさ~』
『そうだね!』
『そーだよ!』
...なんだか、切ない。
実際に、30歳って、、、? なかなか出会いがありそうでないし!
それより、私はまだ彼の事を引きずって彼に未練タラタラで、、、。
『彼を忘れられない!』
▼
そんな時に、この男が私の前に現れる、、、!?
私と一緒の会社の人で、根暗で地味でオタクぽい感じの人。
普段は、この男とあんまり話したこともないのに、、、?
私が弱っているのがわかったのか、、、?
私に近づいてきて話しかけてきた。
『大里さん、話しかけるのは初めてで、ビックリしたよね、、、?
でもなんだか? 大里さん、元気がないようだったから、、、?』
『...えぇ!? いや、そんな事ないですよ! 私はいつも通り元気
ですから、気にしないでください!』
『あぁ、そう! もし、、、僕なんかで良ければ力になるよ~!』
『いえ! 結構です!!!』
『まあまあ、これ! 僕の連絡先、大里さんに渡しておくよ~』
『あぁ、別に要りませんから、、、!』
『そう言わず、、、ねえ!』
『ははい、』
この男 『西高 茂雄』48歳独身未婚彼女いない歴不明。
この男が私に連絡先を書いた名刺を渡してきた。
私はしぶしぶ、名刺を受け取った。
▽
仕事が終わり家に帰ると、、、?
真っ暗な部屋で独りで、どうしようもない孤独を感じてしまい、、、!
私は不覚にも、、、この男【西高 茂雄】に連絡してしまった。
しかも、、、私が電話した時間は平日の月曜日の夜の3時だった!
でも、この男は怒るわけでもなく、ただただ私の話を優しく聞いてくれた。
*
それからも、この西高 茂雄に私が寂しくなると、、、?
電話して別れた彼の話を聞いてもらう事が頻繫に増えた。
そこから、仕事帰りに一緒に飲みに行く仲までなって、、、。
私の愚痴を西高 茂雄が黙って聞いてくれるという事が増えていく。
次第に、、、私の部屋にまで来るようになって、、、。
気がつけば、そういう関係になってしまった、、、!?
▼
そうなった頃から、この西高 茂雄の態度が一変する!
急に私に対して、攻撃的になって来た!
『今までは、黙って! 梨穂子の話を聞いてきたんだから!
今度は、俺の言う事を聞けよ!』
『何よ! 西高 茂雄のくせに、、、!?』
『もう、俺から逃げれないから、何言っても無駄だぞ!!!』
『何が言いたいのよ!』
『職場の奴らには、俺から言っておいたから! 俺と大里 梨穂子は
付き合ってるって事、、、!』
『はぁ!? 何言ってんのよ! 付き合ってないし! 何勝手な事言ってる
のよ! バカじゃない!!!』
『まぁ、明日が楽しみだな~』
『......』
*
私が会社に行くと、、、?
みんなが私と西高 茂雄に向かって、【結婚おめでとう~】って言われた!
まさか、、、!? 嘘でしょ?
しかも、、、私は今日で【寿退社】する事になっていた!
『先輩! ご結婚おめでとうございます! 良かったですねぇ~
しかも相手が、西高さんなんて! 素敵ですよ!』
『...あぁ、ありがとう、』
『絶対に、幸せになってくださいね!』
『えぇ、』
まんまとこの西高 茂雄にやられた、、、!?
私の弱ったところにつけ込むこの男【西高 茂雄】
結婚生活は、、、最悪だ!
やっぱり好きでもない男と結婚しても上手くいかない!
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