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第94話 新作発表

「よし、できたっ」

「すごいです。ご主人様」

「素晴らしい出来ですね」


聖女とミントができあがった白い鎧を見て褒めてくれる。


この白い鎧は改良版。

30人の子供たちに使ってもらって、どこが使いつらいか聞いて改良した。


一番の改良点は、ひとりでも装着できるようになったこと。

もともと、ひとりで装着できるつもりで作ったんだけど、できないって人が多発してしまった。

ちょっと構造が複雑すぎて、後ろに手をまわして装着するのが難しすぎた。


改良版は、前にある装着用のベルトでできるようにした。

他にも、動きやすくしたり、微妙に厚さを調整したりして、重量が15%も軽くなった。


新しいのは、『白い鎧改』。


これが街の子供冒険者達に配られる物のベースになる。


「でも、いままでの鎧もすごく助かっています。前にゴブリンのこん棒に叩かれたとき、なんともなかったです」

「私も転んだとき、まったく傷がありませんでした」


よかった、よかった。


「だけど、数が絶対的に足りないです」

「そうですね」


既に前のタイプを24街区の子供用も含めて80体作った。

それも、銅貨5枚で貸し出しを行っている。


「ギルドの人に聞いたんだけど、白い鎧を装着した子供の負傷率、装着していない子供の3分の1だって」

「それは思ったより効果あるな」

「本当に。ありがとうございます」


聖女さんからもお礼を言われてしまった。

だけど、鎧というのは作り出すといろいろと改良ができて楽しいものだなぁ。


まだまだ改良できるポイントもたくさんある。

だけど、一気にやるんではなくひとつづつ改良していくことで、すごく良い鎧になっていく予感がする。


「大人の冒険者の中にも、白い鎧を欲しがる人が出ていますね」

「あー、女剣士に作ってあげたのがばれてしまって」

「どうしてばれてしまったのかな」

「あの女が冒険者が集まる居酒屋で自慢しやがって・・・」

「それは有名になりますわね」


聖女さんには、子供むけを優先して作ると宣言している。

だから、大人用を欲しがっても、今はまだ作っていない。


「私も冒険するときは作ってくださいね」

「子供たちのが終わっていたらね」


だけど、聖女さんみたいに巨乳な人の鎧から、おっぱいを強調するように・・・。

いけない、いけない。


つまらないイメージづくりをしないようにしないと。

そうでなくても、忙しくなってきているたんだから。


土魔法の鎧への活用は安定してきたな。他の使い道ないかな。アイデアあったら教えてほしいなっ。

楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。


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