第87話 青龍さんご対面パーティーに参加した最後のひとりは?
「それで、どうするんだ、これからは?」
天使か巫女か。
どちらを選ぶのか?
「えっ。私は天使ですよ。いままでも。これからも」
「でも、それでは巫女ではいられなくなるよね」
「どうしてですか?」
なんの疑いもない瞳で見つめられる。
困ったな、どう答えよう。
「それはえっと・・・天使というのは一般用語の天使てはなく・・・愛の天使という・・・」
「あ。もしかして、生娘ってこと気にしていますか?」
もちろん、気にしています。
ただ、生娘というか、生娘じゃなくなるときの儀式というか。
「巫女が生娘でないといけないっていうのは俗説です。たしかに少女の方が霊感がある子が多いのは事実です」
「えっ、生娘じゃなくても巫女はできるの?」
思っていたのと違う。
巫女も聖女も、神様に身を任せた神職者だと思っていた。
「神殿に属している巫女は生娘であることを求められます。だけど、単に神の言葉を聴くのなら生娘かどうか関係ないんですよ」
それなら、すぐにでも生娘じゃなくなる儀式をしよう・・・なんてこと、言えるはずがなく。
「そうか。天使と巫女は両立できるのか。なら、天使のままで青龍に会いにいく?」
「はい。会いたいです。夢の中では何度も会っているんです」
「そうなのか?」
「はい。りりしくてかっこいいです」
なんか、妬けるな。
青龍は男ってわけじゃないし、そもそも人ではないし。
比較対象ではないと分かっていても、褒められると微妙。
「それでは、いくか」
今回の青龍さん対面パーティは私とミント、そして狼娘も参加するという。
女剣士は、依頼がない仕事はしないっていうから参加はなし。
リーダーが参加したいと言ってきたけど、どうみてもミントが目的だろうからダメって言った。
もうひとり、意外な参加希望者が来てしまった。
ドラゴ大神の大神官さん。
おっさんだけど、山を登る体力あるの?
「青龍様に会えるなら、どんなとこでもいきます」
なかなか信心深いのね、本当に。
まぁ、大神官さんなんだから、そのくらいはないとね。
この四人パーティで神山の頂上近くにいる青龍さんに会いにいくことになった。
ちょっと心配がないとは言わないけど。
なんとかなるかぁ。
ミントは天使のままです。はい。
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