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第82話 序列トップはこの魔物

「あれは何?」

「ん?ロック鳥かい」

「ううん、なんか青くて、長いのが飛んでくるの」


このC級女剣士、目がいいな。

まだ私には、見えないぞ。


「見えるか?」


後ろにいる巨大魔狼に聞いてみると・・・あれ?


身体を縮こまて小さくなっている。

その上、ぶるぶる震えている。


「どうした?」


くるん、と回ると狼娘になる。


「逃げましょう」

「えっ?」


なんでこんなに恐れているのか・・・野生の勘ってやつ?

ということは・・・うわっ、ヤバイのが来るってことじゃないか。


さっきのヤギなんかより、何倍もヤバイ奴が。

もしかすると、今度のはS級魔物かもしれない。


「青龍よ。どでかい青龍が飛んでくる」


本当かよ、青龍。

蒼い魔物と、この神山では呼ばれている青龍。

その長い身体は蛇を思わせる。

しかし、2本の手と2本の足があるから蛇ではない。

皮膚は堅い鱗で覆われていて、その鱗が青く輝くという。


東方の国で龍と呼ばれる魔物。

その一種の青龍は間違いなくS級の魔物だ。


先日のドラゴ大神の神殿にも現れた魔物でもある。

そもそも、青石を採取したときに、冗談で作ったのが青龍像。


どれも同じ形をした青龍だ。


「もしかして、青石の滝で作った青龍像が飛んできたとか?」

「何を言っているのよ、大きさが違うでしょ、大きさが」


うわっ、何メートルあるんだ、あいつ。

30mぐらいかも。

もしかしたら、50mあるかも。


遠くなので大きさが正確には把握できない。

しかし、巨大なのは間違いない。


そんな青龍がなぜかこっちに向かってくる。

それも一直線に。


目標は間違いなく私たちであろう。

絶体絶命の危機に瀕してしまった。


ただ、この時の3人はまだ知らないが、この青龍が今の神山の魔物序列1位。

神山の主となっているのだ。


青龍さん登場。今度は本物らしい。強いぞ、きっと。

楽しく書いて、楽しく読んでもらえると嬉しいです。

ブクマと評価、お待ちしています。

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