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第77話 神山の主の交代

貴重な素材の宝庫、神山。

そこは強い魔素が湧き出る場所。

同時に力のある魔物が多数集まる場所でもあった。


神山の頂上は文字通り、山に住まう魔物たちの頂点の存在がいる場所。

もっとも神に近い魔物だ。


神山の頂上に住む魔物は「神山の主」と呼ばれている。

神山の主は、ずっと巨大ロック鳥が務めていた。


300年も生きていると言われてる巨大ロック鳥。

皮膚は岩石ま様に固く、鋭いくちばしと爪が武器だ。


その上、この巨大ロック鳥は風魔法を使うと言われている。

竜巻をおこし、すべての物を天空に舞い上げる。


攻撃も防御も万全。

神山のような岩山においては無敵状態がずっと続いていた。


神山の無敵な存在、だからこそ、神山の主と呼ばれていた。


そう、呼ばれていた・・・今は、すでに主ではなかった。

別の存在が、今の神山の頂上に存在しているからだ。


巨大ロック鳥はその存在に負け、少し離れた頂上より少し低い、第二頂上に追いやられていた。

同時に「神山の主」の称号も失っていた。


今、神山の頂上に君臨するのは、蒼い魔物だ。

巨大な姿は、見た物を恐怖のどん底に落とすだけの物がある。


巨大ロック鳥と言えども、対峙したときは、思わずあとずさったと言う。

戦う気すら起きずに、守り続けた場所をあっさりと明け渡した。


「やっと、ここに戻れたか」


蒼い魔物は言葉をしゃべった。

言葉をしべれるだけの知性を兼ねそなえている。

いや、知性すらも人間を凌駕するだけのものをもっている。


ただ残念ながら、話相手は誰もいない。

だから、いつも独り言を言うだけだ。


「この場所は、やはり落ち着くな」


神山の頂上から、天空を仰いで独り言を言う。

いつかまた、こんな日が来るんじゃないか。

そう思いつつも、実現するまで200年も経過してしまった。


「私がこの地に戻ってきたのだから、新しい神山の世界を作り上げるとしようか」


もし、その言葉を聞いている人がいたとしたら。

きっと言うだろう。


「魔王が復活した」と。



まだ蒼い魔物にすぎない存在が、昔の力を取り戻した時。

神山に何が起きるのか。


そして、人間が住むところにどんな影響があるのか。

それは、まだ分からない。


しかし、その頂上の近くに来る奴らには、大きな影響があるのは間違いないだろう。


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