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第303話 ダンジョンタウンが完成した

ガスの供給ができるようになったから、同時にデカい鍋を煮込める設備も作ってみた。


直径5メートルの鍋とその鍋のための巨大コンロ。

なんで、こんなのを作ったかというと、魔イノシシを解体したら当然だけど骨が一杯出た。


それのために追加で造った物。


魔猪を解体するための解体所も、街の外に造ったよ。

どうしても臭いがでちゃうからね。


街堀の横に巾5メートル、奥行き10メートルの簡単な倉庫を造って、その中に解体台を設置した。

今回は全長5メートルだから、全然余裕なんだけど、大は小を兼ねるよね。


巨大な猪を解体するには、大きい刃物がいるよね。

刃渡り2メートルのどでかいセラミック刀を作った。


もちろん、それなりの大きさのセラミックの解体ナイフも沢山作った。


白狼娘と一緒に解体したんだ。

デカい刀が白狼娘の担当で、僕は普通のサイズを担当した。


がががーってすごい音を立てて、イノシシを切り裂いていく白狼娘。

力任せに分断していく。


その横で僕は50センチくらいの長さになるように、小分けしていく。

もっとも、僕は土魔法でセラミックナイフを一度に飛ばして解体してみた。


ふたりとも、解体になれている訳じゃないから、骨の周りには肉の切れ端が付いている。

これもなんかもったいないって思ってしまった。


街の中に作った燻製場のよこに小屋を追加して、大鍋とコンロを設置して豚骨スープを作ることに。

いやー、大変だった。


でも、いい匂いがしてきたぞ。煮込みは24時間していく予定。


小分けした肉に塩をすりこんで燻製肉を作る準備終了。

こっちも24時間寝かせてから燻製をスタートする予定。


肉の処理がだいたい終わったから、今度は住むための部屋を準備するよ。


今回は120部屋を大量生産することにした。


基本は縦横が10メートルで高さが3メートルの家を作る。


玄関扉をつけてそこからまっすぐ1メートル幅の廊下を伸ばしてその両側に4つづつ部屋を作る。


ひとつの部屋が4.5メートルX2.5メートルだから、11.25㎡だね。

独身なら、1部屋。家族なら数部屋使えばいい。


この基本設計で、プレハブ方式というか、プラモデル方式というか。

簡単に組み立てられる部品にして15棟分作ってしまう。


今までは柱を伸ばしてとかやっていたんだけど、こっちの方が簡単なんだ。

同じバーツを15棟分作ってしまう。


コピーだから効率がいいし、質が良い土がある場所で作成できる。


パーツが15棟分できたら、組み立てもしようかな。

パーツを全部、街の中に移動させて。


だいたい1棟分が1500㎏。全部、石製だから、重いんだよね。

土魔法があるから、簡単に動かせるけどね。


1棟分ごとにまとめて、建築予定地の近くに移動させる。

まずはメイン道路近くの外環状と壁の間に建てていく。


組み立ては簡単。はめ込み式で設計してあって、0.1ミリ精度はあるんでカチっとはまって気持ちがいい。

屋根だけは、軽石的に気泡を入れた板材にしたから、軽くて丈夫。

これも、カチッで組み立て完了。


ちゃんと開く窓があって、ガラスもハマっているよ。

それも含めてパーツ段階で組み立ててあるから、外壁と屋根の5パーツをカチッとはめて、あとは内壁を立てていけぱいい。


実に簡単、組み立てハウス。


そんなんじゃ、隙間風はいるんじゃないの?って思うかもしれないけどさ。

そりゃ、組み立てた後、目地を埋める作業を省略しているから、ちょっとは隙間風が入る。


だけどね。異世界の家なんて隙間風が入らないのは貴族の家くらいだから、問題にならない。

あとから、暇見て、目地埋めしようかなと。


今は、品質よりスピード重視でいきましょう。


結局、8室ある棟が15棟、内壁がない、倉庫か店になる棟が5棟できた。

全部で2日掛かった。


他の建物は、使う人が来てリクエスト聞いてからだね。


「うん、だいぶ、街らしくなりましたね」

「我もそう思うぞ。次は街の人を作るのか?」

「人は土魔法じゃつくれませんよ。あっちの街長さんが協力してくれているから、冒険者をはじめ住人が集まってきているはず。街に戻ってみますか」

「そうするのが良いと思うぞ」


馬車道づくりと街づくりで、なんだかんだで、1カ月弱。

一度、向こうの街に帰るとしますか。


あ、でも、こっちの街が僕の街だから、帰るじゃなくて、行くなのかな。


さてさて。

どんな人が僕の街に来てくれるのか。


楽しみだね。


やっと、街ができたぁーって。

簡単なんだよね。チート土魔法だと。


さて、どんな評価を受けるのかな。この新しい街は。


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