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第276話 隣街に遊びに行きましょう

馬列車はテールプレートを付けて順調に運行している。

この街に集まってきている野菜や穀物は馬列車に積載されて隣街に送られた。


隣町もだんだんと街の人口が増えていて、食料不足が起きていたが、この街から食料が届く事で食料価格が安定して喜んでいる。


「おかげさまで、食料のだぶつきが解消した。お礼を言おう」


街長さんからもお礼を言われた。

両方の街の領主である伯爵様も喜んでいると街長さん。


もっとも、運行自体は馬車道商会が行っていて、それもちゃんと商売としてやっている。


10キロ入るコンテナひとつで大銅貨1枚で運んでいる。

毎日、満載して運んでいるから、利益がすごく出ている。

いままでの馬車で運ぶときは運賃がもっと掛かっていたからみんなから喜ばれている。


「こちらこそ、ビジネスが出来ましたから。他にも困っていることがありましたら相談してくださいね」

「そう言えば、客車も造ったと聞いたんだが。いつから運行を始めるのか?」

「まだ決まってなくて。客車となると、隣街に行きたい人を集めないといけないので」

「それなら、私を運んでくれないか?」


街長さんが、隣街の街長さんと送る食料のことで話をしたいらしい。


「それなら、馬旅客列車の第一号は街長さんにしましょうか」

「他にも行きたいという人なら10人以上いるから集めてみようか」

「いいですね。一編成3両で60人ほど乗れますから、私も集めてみますね」


たぶん、白狼娘とミントは行きたがるだろうしな。

もしかしたら、男爵夫人も行きたがるかもしれない。

あ、馬車道商会の若大将も行くといいそうだ。

他にも行きたがる人がいそうだな。


あ、土魔法商会の人も聞いてみよう。

こっちもなんだかんだで、10人以上は集まるかもしれない。


「ちなみに料金っていくらくらいが妥当なんでしょう?」

「隣街までなら、馬車で行くと銀貨5枚かな」

「それなら、うちは銀貨3枚にしましょう」

「おー、それはいい。きっと人気になるに違いないぞ」


街長さんの了解も、もらえたし、三日後に馬旅客列車を走らせてみよう。

楽しみだな。

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