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第174話 土魔法農法の将来

「ちなみに大魔導士の先生は本気だと、どのくらいできますか?」

「本気は出すと、まずそうだから、そこそこ本気でいいかな」

「ええ。もちろんです」


まだ手が入っていない畑を耕してみる。

奥行が30mで幅が30mか。


一気に行ってみるか。


「はっ!!!」


魔素を十分循環させて右手から放つ。

ただし、広がり方を前方だけではなく左右にも。


土がぐわんぐわんと掘り起こされていく。

左右に広がり幅30mすべてにわたって。


「すごいっ」

「いやぁ、やっぱり、はじっこは残るか。おまけっ」


距離がある場所でも、土魔法をかけることはできるから、残ってしまった左端と右端を遠距離で耕し起こす。


「これで完成」

「早いですね。さすがです」


もちろん、このくらいのことは簡単にできる。


「はい。残っているとこも、順番にやってね」

「はい、分かりました」


土魔法を何度かかけて耕していく。

手で耕すよりは何倍も早い。

あと、土魔素をブレンドするのは、農夫ではできないし。


「1日、何枚くらいの畑を耕して魔素ブレンドできるのかな?」

「そうですね。今の私だと、5枚くらいです」


だいたい1つの畑が300坪くらいだから、1500坪。

農夫10人くらいの農作業ができる計算か。


私だと、1000人分くらいは余裕だけど、ひとりしかいない。

村娘を含めて、新人土魔法使いの女の子はどんどん増えている。

だから、彼女達が村々に派遣されれば、村の収穫は確実に増えていくだろう。


「うちの村は、今年、過去最高の収穫になりそうです。去年の2倍は確実です」


なんと、もうそんな結果が見えているのか。

もし、この調子で土魔法を使っていくと、3倍4倍と増えていくかも。


「そんなに増えると価格暴落が怖いな」

「大丈夫ですよ。伯爵様の領地で言えばいきなり、そんなに増えるわけではないですし。街の市民も増えているって聞いています」


もしかして、数年すると伯爵様の領土では収穫が2倍くらいにはなっているかもね。

その結果がどうなるのかは、土魔導士ではなく貴族の伯爵様が考えること。


僕は土魔法使いを増やして、大きな建築物を作っていればいいんだよね。


畑を耕してみました。


楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。

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