表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/311

第173話 村娘と一緒に農作業

今日は村娘の農村へきている。

もちろん、村娘が村にいて出迎えてくれた。


「みてくださいよ、これ」


立派なゴーヤがたくさんなっている棚を前にして自慢そうな農業爺さん

初めから、根菜の様な作物は土魔素を増やした畑ではりっぱに育った。


だけど、実がなる作物はかえって小さくなるとか、うまくいかないことが多かった。

でも、農業爺さん達の試行錯誤によって、やっと実がなる作物も豊作になってきた。


「要はバランスじゃな。根はしっかりと張るから、そこから吸い上げる養分を多めに与えると実が大きく生き生きしてくるんじゃ」

「そうなのよ。私も手伝っているんだから」


村娘も今は村で土魔法を使って手伝っている。


「それは良かった。これから他の村でも土魔法を使った農業がおこなわれるようになるから、その時は指導もしてやってくださいね」

「もちろんじゃ」


作物がたくさんなるってことは、農業が中心の村の人達にとって大きな喜びだ。

村娘も農業爺さんも嬉しそうだ。


「それじゃ、もっと収穫を増やすために、土魔法でお手伝いしますか」

「はい。それじゃ、こっちの畑をお願いしのます」


村娘に連れられて、まだ、あまり手が入っていない畑に連れてこられた。


「この畑、ちょっと前にほうれん草を収穫したんだけど、次はキャベツを植える予定なんです。ただ、土が硬くなってしまってきているので耕すのと土魔素を増やすのと両方やりたいんです」

「うん。まずは、やってみて。見てるから」


村娘は畑に右手を当てて土魔法を使う。

3mX50cmくらいが耕やされた。


「ふう。このくらいですかね」

「もっとできるはずなんだけど、土魔素の巡らせ方が効率があまり良くないな」

「どうしたらいいですか」

「じゃ、一緒にやってみよう」


村娘の後ろから身体を合わせるようにする。

この形だと直接触れるよりは弱いがそこそこ魔素の巡りが感じられるはずだ。


「耕すときは、まず身体の中で土魔法を巡らすんだ」

「はい。やってみますね」

「うん。巡っているね。ただ、巡り方が小さいな。もっと全身を使って巡らすんだ。やってみるよ。感じてみて」

「はい。あ、巡っています。あ、そんなとこにも巡らすんですね。スピードは遅くてもいいんですか?」

「最初はゆっくりでいいから、大きく巡らせることを意識してみて」

「はい。こんな感じですか」

「おお、いいね。そして、徐々にスビートを上げていく。感じる?」

「はい。スピードが上がっています。すごい。そんなに上がるんですか」

「真似してみて。スピードを上げる。もっと上がるよね。そうそう、そのくらい」

「はい。大きく速く巡っています」

「よし、いいだろう。右手に集めて、畑に放出する」

「はい。うわっ、すごいパワー。ガガガって土魔素が押し出される感じです」


村娘の手から放出された土魔素は畑を耕す力になる。

今度は前回より、大きく耕やされた。

9mX1mで、面積だと6倍にもなった。


「ほら、そのくらいできるでしょ。今度はひとりでやってみて」


ひとりでも同じくらい耕すことがてきた。


「できました。こんなに広く。すごい」

「うん。もっと慣れればもう何倍かにはできるはずだよ」


村娘と一緒に土魔法農法をするとしますか。

そういうのも楽しいね。


村でのんびり農作業・・・のんびりではないか。


楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ