第164話 魔力養成講座
「それでは土魔法の魔力養成講座を始めます」
今日の生徒は、村娘、伯爵隠し子、街少女。
ミントは、予定されている湯ンデレラ城での公演の準備でお休み。
代わりに街コーデ姉さんの紹介の街少女が初参加だ。
「まずは服を脱いでくださいね」
村娘と伯爵隠し子は、もう三回目なので慣れた手つきで服を脱ぐ。
街少女は初めてなのでとまどっている。
街少女は今、14歳。
ちょうど魔力が向上しやすい歳だ。
「手伝ってあげてくださいね」
一番年上の村娘にお願いする。
ちょっとだけお姉さんの村娘に促されて、着ている服をすべて脱ぐ。
「それでは始めますね。まずはあなたから」
村娘を指名して、何をするのか街少女に見せる。
向き合うように立って、左の手のひらと右の手のひらを合わせる。
身体もできるだけ密着するうにくっつける。
背の高さが違うので、村娘は差の分だけの箱に乗っている。
魔力を身体中に巡らす。
本当は本人でなければ、魔力がどう巡っているのかはわからないのだけど、今回から新しいアイテムを使うことにした。
「土魔素の霧」
高濃度な土魔素を含んだ水を霧状にしたもの。
白く見えるその霧は、土魔素が動くと反応する。
身体の中の土魔素が多い部分に霧が集まってくる。
土魔素が動くと霧も動く。
僕と村娘の身体がも密着している部分でリンクして、土魔法が巡っていく。
同時に霧も動くので、街少女にも何が起きているか、見ることができる。
「あっ、あっ」
村娘が快感の表情を見せる。
土魔素が急激にうごくと女性は快感を感じてしまう。
今回は3回目なので、ちょっと強く土魔素を廻してみた。
「きもちいい・・・もっと」
「おいおい、勘違いするだろ」
街少女がドキドキした目でこっちを見ている。
顔がちょっと上気している。
「こんな感じで魔素をまわす練習をするよ。こっちに来て」
まだ続けて欲しそうな村娘をどかして、街少女に替える。
「どう?怖くない?」
「がんばります。よろしくお願いします」
この子は土魔法の潜在能力どうなのかな。
結果が楽しみ。
うーん、あいかわらず、エッチなトレーニングしています。
楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。