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第153話 魔法鑑定士

伯爵令嬢と僕の土魔法密着トレーニングの場に現れた一人の男。

その正体はというと。


「この男は魔法鑑定士だ」

「よろしくお願いします。。。おおおおおっ」


いきなり、なぜかテンションが勝手に上がる魔法鑑定士。

私のことをじぃーーっと見ている。


「おいおい、勝手に鑑定するんじゃないぞ。失礼だろう」

「あ、すいませんでした。鑑定はしていないんですが、出ているオーラがすごくて」


そうか。魔法鑑定士ともなると僕のことは鑑定しなくても分かるのか。

私の魔力の強さ、分かってしまうものなんだ。

なんとなくでも。


まぁ、最強ランクだから、そうなるんだろうけどね。


「でも・・・魔力鑑定してはいけませんか?」


好奇心に負けて、魔法鑑定士の人がおずおずと聞いてくる。


「別にいいですよ」

「やったっ」


了解を出したら子供みたいに喜んで、さっそく鑑定の呪文を唱えている。


「それじゃ・・・うぉぉおおぉぉぉぉ」


すごい叫び声だな。

どんな結果が出たんだろう。


「測定不能です」

「なんだよ。わからないの?」


残念。どんな数値か知りたいって思ったんたけどね。

どうしてわからないんだよ。


「少なくてもS級超えです。S級までは測定した経験がありますから」

「まぁ、そういうことで」


そのくらいは知っているよ。

こいつ、あんまり役に立たないな。


そんなことを思っていると、伯爵様は娘さんの近くに寄って話しかけている。


「大丈夫だったか?」

「はい。とても驚きましたが」

「あいつ、変なことしなかった?」

「いえ、紳士でしたわ」


そんなに悪いことしていないよ。

僕ってそんなに信用ないかなぁ。


「身体の感じはどうだ?」

「すごく快調です。すっきりしているというか」

「そうか」


安心した伯爵様は魔法鑑定士にむかっていう。


「娘の魔法能力を鑑定しろ」

「はい。いきますよ」

「よろしくお願いします」


今度は美少女にむかって、呪文を唱えている。


「出ました。今はD級レベルです」

「なんと。いきなりD級か」


魔法のランクは、その人が持つポテンシャルを示す。

魔法ランク自体が冒険者ランクとリンクしているから、D級なら冒険者としても、そこそこだ。


普通は魔法学校を卒業したくらいがD級レベルだ。

全くゼロからD級ならすごいことだ。


「なにか、魔法を使ってみてほしい」

「あ、まだ、やり方を全く知りませんから無理です」

「そうだったな。明日、それを教えてくれるのだな」

「はい。基礎の基礎ですけどね」


なんか、すごいことになってきた気がするぞ。

残念。SSS級って鑑定はでませんでした。


楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマや評価もよろしくです。



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