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第139話 湯んデレラ城の裏側

古来より城には抜け道が用意させてきた。

城に住む王族たちはいつ敵に攻められてもいいように城から離れた所まで続く抜け道を作る。

これは、古来の城を形状を持つ湯んデレラ城も同じだ。


しかし、湯んデレラ城の抜け道は別の理由で作られていた。

それは・・・


「す、すごい」

「でしょ。このアングル、たまらないですよね」


ここは湯んデレラ城の女湯の裏側に作られた秘密の通路。

入口が巧妙に隠されていて、知っている者しか入れない。


その裏側通路にふたりの男がいる。

街長と土魔導士だ。


「ここの話を聞いたときから、早くできないか、すごく待ち遠しかったよ」

「ですよね。あの街コーデさんの胸の谷間の秘境を観ることができるんですから」


裏側通路には、いくつか小さな穴が開いている。

そう、女湯の覗き穴だ。


貴族の別荘地開発にあまり乗り気じゃない街長さんを一気にやる気にさせた秘密兵器。

それが、この裏側通路にある。


「なんとしても、あの胸の谷間の秘境がどうなっているのか、あばいてみたいと思いませんか」


この一言で、街長さんは落ちた。

そして、今、ふたりで秘境を堪能しているのだ。


「もう少しおっぱいを上げてくれないかな」

「本当に。この見えそうで見えないというのも、すごくドキドキしますね」

「ミントさんも、綺麗な身体しているな」

「そこは、あんまり見ないようにしてくださいね」

「あ、ごめんごめん。やっぱりうちのコーディネータだな。しかしすごい胸だな」

「本当に。あの胸の全体像を観れる日が来るとはね」


胸の谷間だけしか見れない他の男たちに同情すら感じている。


そんな感じで、男二人。

思いっきり、覗きを楽しんでいた。


「あれ?そこ、何?」


いきなり、ミントが二人が覗いている壁のあたりを指さしている。

あ、ミントは霊感あるんだった。

何か感じやがった!


「確かにそこ、何かいる。アターーーック」


狼娘が突進してくる。

身体は小さいがエネルギーの塊みたいな狼娘に体当たりされて壁が割れた!


「うわぁ、男?街長!?」


残念ながら、秘境探索の裏側通路は取り壊しになった。


残念。壊されちゃった。せっかく作ったのにね。

楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。


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