表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/311

第132話 巫女ステージ

「こんにちわぁ~、私たちの『巫女ミコ・ステージ』によく来たなぁ~」

「「「うおーーーーー」」」


元気よく、ピンクの縁取りをした巫女アイドルが観客席に向かって話しかける。

このステージは週一回、60分で歌ったり踊ったりしている。


現在巫女アイドルグループのメンバーは5人。

リーダーは、元気はつらつ娘だ。


巫女舞においては、センターはもちろんミントなんだけど、残念ながらトークがうまくない。

だから、リーダーはミントではなく巫女ピンクのはつらつ娘。


「今日は、新しいメンバーを紹介するね。新メンバーは、巫女グリーンだよっ」」


ステージの後ろから、グリーンの縁取りをした巫女服の女の子がステージ中央に走りこんできた。


「私は巫女ミコのグリーン巫女です」

「「「うおーーーーー」」」


6人目の巫女ミコメンバーになったのは、ツインテールがかわいい童顔な女の子。

3日前のオーディションで合格して、今日が初のステージだ。


「がんばれよっ」


ツインテールの彼女を一押ししたのは、私。

審査委員をしているリーダーや、ミントは「ちょっと」という反応だった。


たしかに、引っ込み思案なところがある彼女はオーディションでもあまりアピールできなかった。

しどろもどろなところがあって、ステージには向かなそう。


だけど、そんなところが逆にかわいくて、一押しで彼女を選んだんだ。


「恥ずかしがりやの巫女グリーンだけど、がんばります。応援してください」


真っ赤な顔でアピールしている。

だけど、やっぱり声がちょっと小さい。


「何言っているか、わからねぇーーーぞっ」


あ、あいつはミント押しの大ファンだな。

大きな商会の会長の息子らしいから、とにかくお金に糸目をつけないでチケットを買いあさる。

まぁ、貴重なファンなんだけど、ミント以外のメンバーにきつく当たるって困ったところがある。


「ご、ごめんなさい。声が小さくて。。。。」


もじもじしはじめてしまった巫女グリーン。

元々小柄なのに、もっと小さく感じてしまう。

だけど、それが保護欲を刺激しちゃうんだよね。


「「かわいいっ~」」


ほら、半分くらいは反応している。

やっばり、人気出るよね、彼女。


「それでは、巫女グリーンも含めて6人になった巫女ミコのデビュー曲『神様、お願いっ』を聞いてください」


観客席は完全に満席で、後ろでは立ち見のお客さんもいる。

席を増やして今は500席なのにまだ足りない。


すごい人気だな。

元々、この世界はアイドル文化なんてないから、どうなのかなと思っていたけど、やっぱりかわいい女の子は人気が出るものみたい。


うれしいな。


巫女アイドルは、ピンク・レッド・グリーン・ブルー・イエローの5人です。


主人公は、どこに向かおうとしているんでしょうかっ。


楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ