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第131話 覚醒の可能性を探れ

「お前、本来の力を少し取り戻したとみえる」

「えっ、分かるんですか?」


ミントに入った龍神様が私をじっくり見て言う。

最近、起きた変化のことだろう。


限界や危険を感じると体内の土魔素が増えて身体中をめぐり始める。

筋肉だけでなく視覚や聴覚も鋭敏になる。

自然と無敵モードになってしまうこと。


「予は神であるぞ。分からないはずなかろう」

「なぜ、力を使えるようになったんでしょうか」

「それは巫女と統合して覚醒したのが理由。この世界に落ちるとき失いし力が戻ったのであろう」


ミントと身体を合わせたから力が戻った?

よくわからないけど、それが大切ってことか?


「身体を合わせるのは手段にすぎない。本質は統合であろう」


うわっ、龍神様、心を読んで答えるのはマナー違反じゃないの?


「そんなのは神においては関係ないぞ」


人間では関係あるんだった。


「龍神様に質問がある。いいか?」


いきなり狼娘が割り込んできた。

まぁ、危ない方向に話がいきそうだったから助かった。


「おう。なんでも聞いてくれ」

「我は覚醒できるのか?」


こんどは狼娘をじぃーーっと見る。


「お前、またまだ覚醒前であるな。何段階も覚醒する余白あるぞ」

「そうか。どうすれば?」

「それは時が来れば分かることだ」

「今ではないと?」

「おまえしだいだ」


うーん。禅問答だな。

狼娘には難しすぎるよね。


「ただひとつ、教えておいてやろう」

「なんだ?」

「この者から離れるな。それが覚醒の時を迎えることにつながるな」

「それは分かっている。離れるつもりなどない」


えー、そんなことわかっているんだ。

狼娘、あなどり難し。


「私も覚醒できるのですか?」


なんと大神官さんも聞いてくる。

龍神さん、ちらっとしか見ない。


「無理だ」

「ええーーーっ」


同感だなぁ。この人だけは覚醒って言葉、似合わない気がするな。

もっとも、覚醒って何か全然わかっていないんだけどね。


そうそう。

言い忘れてました。


この小説は、書籍化になる予定です。

今、編集さんとの打ち合わせが始まっています。


だから、ガンガン更新していく予定なんです。

1か月100話が基本です。


そろそろ連載が始まって1か月。

130話を超えているしね。


これからも楽しく書いていきます。

楽しく読んでもらえると嬉しいです。


ブクマと評価もよろしくです。


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