表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を継ぐ者(ラシル)の旅-逃亡編  作者: みのりっち
49/74

弟子入り

翌朝、早速スグルさんの講義が始まります。

「そもそも呪文は、身を守る結界を作りだすもの。それを、文様を使って封印に書き換えるのだそうです」

(へえ、そうなのね・・・)


「まず、呪文です。違いは、外から解除できるかどうかです」

外から解除できない強力な封印は、魔神を封じるために作った石室に繋がるのだとか。でも青龍から聞いた、無敵将軍の呪文がありません。


「あれがないわ・・・」

「あれって何ですか?」

スグルさん、に問われて思わず答えます。


「る・・」

(姐さん、言っちゃダメ!)

素早く、赤龍が止めに入ります!


「る、類似の呪文はあるのかしら・・・?」

「・・・類似ですか? 私が知っているのはこれだけです」


危ない、うまく誤魔化せたかしら?

その後、仕組みやどのような効果があるかも教えてもらいます。


「次は、文様です。これは、昔の龍族の文字ではないかと言われています」

「え? 龍族?」

「はい、でも今は模様として伝わっているだけです。残念ながら、龍族は、随分と昔に絶えてしまったので、もう今は誰も読めないと思います」


(ちょっと、赤龍、龍族っていたの?)

(いや、姐さん、聞いたことないよ)

スグルさん、私達の会話を苦笑いして聞いています。


「ラシルさん、龍族とは、人間と龍との間に生まれた方の事です」

「あ、あの、どうやって龍と人との間に子供が生まれるのですか?」

「まあ!」

ラシルさん、いい年をして知らないとは言わせませんよ! スグルさん、そう言って軽く私を(にら)みます。


「龍は、人に転じることができるでしょ!」

「あ・・・」

そうか、金龍も人に変身するのね。とんでもない事を想像して、あ、いや、何か安心しました・・・。


「文様の種類は、それぞれの呪文と対になっています。正確に覚えて下さい・・・」

こちらも二つ教えてもらったのですが、訓練校の庭の文様と少し違うようです。


「因みに、昔の封印の近くには、大昔に掘られた井戸があると言われています」

「それって、癒しの井戸のことですか?」

スグルさん、鼻眼鏡を押し上げ頷きます。封印には、清浄な水が欠かせないのだとか・・・。


「この近くにも、井戸はありますか?」

「ええ、よかったら後でご案内しましょうか?」

私は、喜んで案内してもらうことにします。


スグルさん、私の手を取りしげしげと指輪を眺めます。

「その指輪、随分と封印を越えていますね?」


体に、龍の気質が移らないといいのですが、とスグルさん、心配そうです。私、赤龍のように炎を吐けるようになるの・・・?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ