表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を継ぐ者(ラシル)の旅-逃亡編  作者: みのりっち
48/74

封印の秘密2

封印の中から部屋に戻った私、赤龍に掛けられた毛布をさっと取り外します。

すると赤龍、毛布を掛けられた時と同じ、赤い騎士姿で座っています。


「あれ? 姐さん、邪魔しちゃだめですよ。これから、封印を解くのに!」

「うふふふ・・・」

その言葉に私とスグルさん、互いに顔を見合わせ笑います。


「赤龍、あなた、とっくに封じられていたのよ。封印された毛布の中で眠っていたわ!」

「え?」

赤龍、何が起きたかわかっていません。


「恐らく、呪文で封印され、文様で眠らされてしまうのですね。そして、封印の中は、外と違う時が流れている・・・」

術師の力が強ければ、封印の中で何百年と眠り続けるのね。


「はい、その通りです。でもそんなことが出来る術師は、この世にいないのでご安心を」

スグルさん、笑って答えます。


「スグルさん、封印の中で眠らされると、結局何もできないのでは?」

「いいえ、流石に何年もたつと、仕掛けに(ほころ)びが出てきます」

そうなると、時の経過と共に眠りから覚め、封印の中から力ずくで出てくる事も可能だとか・・・。


「そうならないように、何度も術の上掛けをして、呪いの文様を常に整えます」

(だから、訓練校の幾何学模様が、いつも手入れされているのね!)


「封印の外から、無理やり壊すとどうなるのですか?」

「う~ん、そうですね・・・」

呪文や文様の縛りが強く残っているなら、別の封印場所に移動するかもしれません、とのこと。


「でも、やったことはないので、あくまでも想像ですよ・・・」

スグルさんの言葉に、金龍の事が少し気になります。あれは、石室を無理やり壊されたのよね。庭の幾何学模様はそのままで・・・。


「姐さん、それで封印を破る方法は?」

「赤龍、私、封印の中であなたを起こそうとしたの。でも出来なかったわ・・・」

「・・・?」

(封印の中には入れたのよね。後は、龍を目覚めさせる方法を考えないと・・・)


「封印されている者を目覚めさせて、その者の力で封印を破るか。もしくは、封印した者を上回る術で封印の解除をするしかなさそうね」


「ラシルさん、お願いします。もう、その辺りで止めて下さい・・・」

私、祖母に叱られちゃいます、とスグルさん苦笑していましたが、


「そうだ、ラシルさん! 私の弟子になってください。それなら、知っている事を全て教えられます!」

「はい?」

そうしましょう! 明日一日だけ付き合ってください、と一人で決めてしまったスグルさんでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ