占い方
こちら、ユミル宮殿宰相殿の部屋、ルグシャに龍が舞った報告が入ります・・・。
「新年早々、鳳凰が舞ったと思えば、次は龍か! 奇瑞が2つも続くとは、今年は一体どんな年になるのやら・・・」
宰相殿、早速占い方を呼びます。
「おお、よく来た。早速だが、新年早々の奇瑞について教えて欲しい・・・」
占いの担当官殿、宰相殿の呼び出しは二回目なので心得たものです。早速説明を開始します。
「はい、鳳凰が現れた後、龍が現れました。これは、鳳凰が龍を呼んだ、と思われます。鳳凰と龍は、夫婦の象徴と言われておりますので・・・」
「うむ、それで?」
宰相殿、次を促します。
「鳳凰と龍が現れた時期を考えると、戦いに疲弊した大地慰撫の為に出現したのではないかと思われます・・・」
「なるほど、辻褄は合うな・・・」
宰相殿、担当官殿の言葉に頷きます。
「さて、ここからなのですが・・・」
「・・・?」
何だ、早く言え、と宰相殿に催促されます。
しかし、担当官殿、言うべきか迷います・・・。
「何でも良い、考えを述べよ!」
それでは、と担当官殿から切り出された話・・・、
「鳳凰と龍のような、神々でさえ御せぬものが時を置かず現れた、これは生半可なことではございません。実は、先日トゥルクの遺跡を調べていた者から面白い話を聞きまして・・・」
「何だ・・・」
宰相殿、次を急がせます・・・。
「とある遺跡に、ユルザード大王降臨と思われる壁画が描かれていたと。そして、それを見守る動物、恐らく鳥と猿、そして祭祀らしき描写があったと・・・」
「それが何だ?」
宰相殿、話が見えません。
「壁画が仮に事実なら、ユルザード大帝は、自らこの地に現れたのではなく、この地に呼び出された可能性がございます。また、偉大な人物出現の先触れとして鳳凰が現れるとも申します。つまり、今回の奇瑞は、大帝のような統べる力を持つ者が現れる前触れではないかと・・・」
「ばかな・・・」
そんなことがあれば、国の版図が大きく変わります・・・。
「少なくとも、龍を呼べる力をもった鳳凰に当たる人物がどこかにいるはずです。そして、その者は猿族と共に龍を呼ぶはず・・・」
「・・・」
宰相殿、猿族と聞いて思い当たる人物は一人しかいません・・・。
「ご苦労であった!」
担当官殿に礼を言い下がらせます、そして・・・、
「大臣殿をここへ呼べ!」
カヌマ氏が負傷したことは聞いている。その後どうなったのだ・・・?




