表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を継ぐ者(ラシル)の旅-逃亡編  作者: みのりっち
19/74

龍の癒し

こちらトゥルクの訓練校です。ミサトちゃん、タマキちゃん、マリーちゃんの三人で、”びょ~ん”の木を育てる条件を考えています・・・。


「あのね、最初は刺し木を鉢に植えて、根っこが出るまで育てるのよ!」

「ふ~ん」

マリーちゃん、林業組合に勤めているお父さんの受け売りです。


「この木は、どんな場所で育っていたの?」

「森にある、動物の水場の近く~!」

「じゃあ、お水はしっかりあげたほうがいいわね・・・」

マリーちゃんが中心で話が進められます。すると、タマキちゃん、突然提案します、


「あのね、水場から龍が出たの~、だから龍が出た場所の土がいいの~!」

「・・・」

タマキちゃん、いきなり土にこだわります。


「そ、そうね、じゃあ、その森の土も使ってみる?」

「タマキ、猿王がこの木を植えた時は、私達が生まれる頃よ。まだ、龍は昇天してなかったのよ・・・」

「だって、これから龍が昇天する場所なんてわからないもん!」

「いや、そうだけど・・・」


そういえば。最近また龍が出たね、という話になりました。何処だった・・・?

わからないので、リム先生に聞いてみます。




「ほう、龍が出た場所の土ですか・・・」

三人から相談を受けたリム先生、素早く頭の中で計算します・・・。


「面白い考えです。龍が出た場所の土と普通の土で育ちに違いが出るか、私も興味があります」

リム先生曰く、試してもらいたい土が他にもあるそうです。


半月後、アルシュ古戦場、ルグシャ猿族の街、とそれぞれ書かれた土が三人に届けられました。森の土も持ってくることになり、刺し木は全ての土が揃う春に行うことになりました・・・。




一方、リムさんから打診を受けたルドラさん、その話を聞きアルシュ訓練校にも話を持ち掛けます。古戦場の大半は、藩王ルドラさんの領地です・・・。


「あなた達、古戦場の土を使って、作物の生育状況を調べて頂戴・・・!」

「ルドラ主宰! それ、以前に何度か試したことがあります。いずれも結果はさっぱりでした・・・」

生徒達から不満の声が上がります・・・。


「龍が癒しの雨を降らせたでしょ! ユミルでは、新種の木の生育に、龍が出現した場所の土とそうでない土を使って、生育状況を比べるのよ・・・」


あなた達、あの場所をユミルに取られていいの? ルドラさんにそう言われる生徒達、どうせダメなのに、とブツブツ文句を言いながら調べることになりました・・・。



龍巫女先生不在のため、ミタマ商店の相談は、リムさん担当です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ