給付金の罠
政府はコロナ対策として、いくばくかの給付金を配ろうとしているようだが、本当に手放しで受け取れるとは限らない。
景気対策、消費税減税、給付。この3つを同時に叶え、増収する夢のような方法がある。たんす預金の放出。
有効期限付き地域振興券のような形で、10万円に対し2割補助したとしよう。消費者にとって2割補助は消費税減税よりありがたい。地域にとっては、期限付きなので消費が確実になりありがたい。政府にとっては給付での支出が一時とはいえ5倍になって返って来る。それも抱き合わせて地方自治体への給付とすれば知事や市長も政府に反対がいいづらくなる。
こんなに、人気取りとしてうまい方法があるだろうか。まさにえびで鯛を釣るようなものだ。ところがこれで困るのがその元手もない貧困者。そこに付け込んで、サギや高利貸しが暗躍する。老後2千万円必要といいながら、その資金を確実に放出させる。こんなサギまがいのことをやろうとするのではないだろうか。
消費を増やすという名目には野党も反対しづらい。そうなれば、貧乏人は給付をあきらめるか、夢のない未来しか待っていない。