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影法師  作者: 紅野京馬
1/7

プロローグ

「ぐあああああっ!!」


《ライフゲージが0になりました バトルが終了します》

《勝者 アンノウン》


ある真夜中の地下フィールド、一つの勝負が勝敗を結した。

片方は大きな大会にも出場している実力派、片方は中学生、年端もいかない子供。

誰が見ても結果は分かりきっていた。しかし勝利したのは名もないプレイヤーであった。


「アンタのデータは消去させてもらう」

「ひっ、オレのシャドウが!!」


子供のシャドウが敗者のシャドウの首を掴む。

途端に捕まれているシャドウにノイズが入りはじめ、その瞬きをした瞬間には一体のシャドウしか立っていなかった。


「あ、ああああああああ!!!」


持ち主は嘆く。共に戦い続けた相棒を失った悲しみで。

そんな敗者に侮蔑の目線を送り、振り返らずに出口へ歩く。

分身を奪うという所業に対する罵倒も、対戦者への敬意も表さない態度に対する嘲りも、勝者にとっては小鳥のさえずりも同然である。

唯一、畏怖を込めたその言葉に反応する。


「あれが噂の通り魔『影狩り』!!」


扉が閉まる刹那の間、その子供は月の光を浴びて怪しく笑った。




.

シャドウバトル

自らをVR空間に模倣してカスタマイズし、リアルタイムに操作して相手と戦っていく(対戦型格闘ゲーム)

専用機器『SPC』というコントローラーを用いる

勝利条件は

・先に相手のダメージゲージ(ライフ:10000)を0にする

・影法師を戦闘不能状態にする

・相手がシャットダウン(降参)する

の3つ

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