可愛い娘には…(200文字小説)
結婚して30年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
彼氏と同棲中の娘が帰って来た。
「お腹減った~」
と、冷蔵庫を覗く。
「ねえ! このお肉食べてもいい?」
「いいよ」
ササっと調理して美味そうに食べる。
本当は自分のために自腹で買って来た肉なのだけれど、可愛い娘のためなら仕方ない。
「ねえ、もう一つのお肉、持って帰っていい?」
「いいよ」
まあ、仕方ないか。
「やった! 彼が喜ぶわ」
それはダメだ! でも言えない…。
結婚して30年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
彼氏と同棲中の娘が帰って来た。
「お腹減った~」
と、冷蔵庫を覗く。
「ねえ! このお肉食べてもいい?」
「いいよ」
ササっと調理して美味そうに食べる。
本当は自分のために自腹で買って来た肉なのだけれど、可愛い娘のためなら仕方ない。
「ねえ、もう一つのお肉、持って帰っていい?」
「いいよ」
まあ、仕方ないか。
「やった! 彼が喜ぶわ」
それはダメだ! でも言えない…。
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