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巡り廻られる物語の物語  作者: 水谷 空
第二章・柏木優輝の物語
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三七.優輝とミリィ・レーファンとの出会い(中編)

「申し訳ありませんでした!!!」


「いや、もういいよ。悪気があってやったわけじゃないしさ。」


あのあとミリィ・レーファンにここまでの事情を一通り話をした。

すると、ミリィ・レーファンは凄い勢いで謝ってきた。

さっきまで手のつけようがないぐらい取り乱していてやっと落ち着き始めたのだった。


「改めて自己紹介してもよろしいでしょうか?」


「あ、うん。どうぞどうぞ。あと、もっと軽い感じでいいぞ。丁寧語は苦手なんだよ。」


「分かったわ。では、コホン。私はレーファン帝国第四皇女ミリィ・レーファン。長いからミリィでいいわ。」


「俺は柏木優輝。俺も優輝でいいよ。」


「では、ユウキ。今から簡単にこれまでの事情を話すわ。良く注意して聞いてね。」



-三十分後-

「と、言うわけなのよ。」


「長かったゼイキン!疲れタワー!なんちゃっテントウムシ。」


「…………。はい、そうですね。」


(冷たい目でスルーされたーー!)


三十分間にわたるミリィの説明を要約するとこうだ。


ミリィは異世界から来たそうだ。その異世界は『シルバーリトル』 て言うらしい。その『シルバーリトル』は四つの国で支配されていて、その中の一つの『レーファン帝国』がミリィの出身だそうだ。


ある日、レーファン帝国の城に他国からの奇襲があい、戦争になった。『シルバーリトル』の世界はエネルギーが不足しているらしい。各国に一つずつエネルギーの核となる宝石があるが、やはりエネルギーは有限らしいのでいつもエネルギーの奪い合いで戦争が絶えないそうだ。


いきなりの奇襲で戸惑って城は崩壊寸前になり、逃げ遅れたミリィと一人の守護騎士は捕まりそうになった。そんな窮地にミリィだけ逃がそうと守護騎士がワープを作ったが、咄嗟に作ったからワープ先が歪んだらしくこっちの世界に来たそうだ。


「てことは『シルバーリトル』からの迎えは来るのか?たまたまミリィはこっちに来たんだろ?これからどうする?」


「一応こちらの世界は少し前に確認ずみなの。だから、来ようと思えば来れるわ。でも、私がこの世界にいるを見つけるのにわ時間が掛かるでしょうね。」


「じゃあそれまでこの家にいろよ。部屋も空いてるしな。」


「でも、ご両親には……。」


「気にしなくていいよ。よく知り合いが泊まりに来るからミリィのことも学校の留学生とでも言っておけば大丈夫さ。」


「はぁ……、でもやっぱり……。」


「ああもう気にすんなって!これもなんかの縁だ。それに俺はなんと言っても……!」


「なんと言っても……?」


「オタクだからな!非日常大歓迎だ!もっとこーい!」


俺は満面の笑みで清々しく叫んだ。


「あ、あのー。」


「ん!」


「オタクって、何?」


「オタクとはーー、あー、オタクはー、えー、うーん……、なんだろう。改めて聞かれると難しいな。まぁ、気にすんな。」


ここで俺はずっと気になっていたことを一つ聞いた。


「なんでミリィの髪と目って色がコロコロ変わるんだ?」


今のミリィはさっきの怒っている時の銀髪紅眼と違い、落ちてきた時と同じ金髪で、目は碧眼だ。


「これはレーファンの家系の遺伝で、私の場合気持ちが高ぶると銀髪紅眼、平常時は金髪碧眼になるの。銀髪の時は性格も少し荒々しくなるから注意してね。こればっかりはコントロール出来ないのよ。」


「あはは、なんだよそれ。おもしれー。でさでさ……。」


しかし、次の話題に移ろうとした時に事件が起こった。



ドォォォォォォォォォォ!!


いきなり隣にあったキッチンがぶっ飛んだ!


「な、なんだ!」


「まさか……。」


爆発の砂ぼこりが収まるとそこには一人の人物が立っていた。


「誰だ!!」


俺がそいつに向かって叫ぶと、一歩前に出てきた。


「ミリィ・レーファンを奪いに来た。」


低い声で黒いマントを頭から被った怪しい男がだった。









続く

これから、もう更新が一ヶ月に一回ぐらいになりますが、よろしくお願いします!

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