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巡り廻られる物語の物語  作者: 水谷 空
第二章・柏木優輝の物語
33/39

三十一.脳内会話終了

(人工的に作られたって……?どーゆー事だ?全く分からん。)


「私、キラー、エコー、スパークは繋さんの感情と『マスター』の情報によって意思を持っています。繋さんの感情は私達と繋さんとの繋がりをつくるために、『マスター』の情報は私達の存在を肯定するためです。しかし、ホーリーだけは『人体生成』の能力を開発するためだけに作られた人格です。」


(そういえば、初めて話した時に『不の力』や『魔の力』がなんたらかんたらって言ってたな……。てか、やっぱりお前らにも悪い奴等はいたんだな。)


「別に悪くありません。ただ人格を作るだけならこっちの世界、つまり私の世界では罪になりませんので。悪用すると流石に罪ですが……。」


(ふーん。で、話の続きを。)


「ホーリーは開発者に研究されるだけされて、そのあとはほったらかしにされました。そこでエンジェルが偶然見つけて助けました。詳しくはまた後日で。」


長くなるのだろうと思い、俺も深くは追及しなかった。


(でもさー、人工的に作られてようがいまいが関係ねーよ。俺は気にしねぇ。)


「助かります、流石は繋さん。」


(ホーリーの事情は分かったような分からなかったような……。まぁ、次にエコーだ。)


「エコーの『エンジェルボイス』は声に出したことが現実になる力です。これはコントロールが効きますが、危険なのでエコーが『体』を使う際には声がでないようにしてます。」


(便利だな!ならなんでも願いを叶えられるってことだろ?)


「流石にそれは無理です。一日に五回まで使用できますが、一つ一つの願いの内容は必ず別の人に向けて使う、という制約があります。」


(めんどくさい制約だなー。ま、ヤバい時には助かりそうな能力だな。では最後にエンジェルの能力を。)


「はい。エンジェルの『カヒョウ』は漢字では火に氷で『火氷』です。これは火と氷で特異現象を起こす力です。」


(特異現象って、あの『翼』は火と氷では作れないだろ。)


「『翼』はイエロースターの形態の一つです。氷を瞬時に発生させ、そのあと火で瞬く間に蒸発させることで上昇気流と下降気流を作って飛んでいます。これを一回0.01秒以内一分間に6000回以上行うという特異現象を起こしています。」


(もう、スケールがヤベェな。アニメよりややこしいって有り得ないだろ!)


「理屈はどうでも良いので、とりあえずそのような力があると覚えておいて下さい。」


(了解。ま、もうすぐホームルーム終わるから会話は終わりにしよう。)


「私はこれから学校内を探索してきますので、それではまた放課後に。」


ブルーはそう告げて会話の回線を切った。

その直後にホームルームの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。






続く

久しぶりに今日と明日と連続投稿します!

御意見や御感想あれば宜しくお願いします。


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