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巡り廻られる物語の物語  作者: 水谷 空
第二章・柏木優輝の物語
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二十七.話し合い終了

長いスパークの説明のあと、またブルーから長い説明を受けるのかと思っていた。が、意外にも早く話が終わった。

内容はとても簡潔で分かり易いものだった。



―少し前―

「長話も疲れると思いますので、手短に終わらせて頂きます。」


「あぁ、宜しく頼む。」


「初めにエコーについてです。エコーは私たちと同じ『マスター』の元にいた方です。しかし、私たちと違って元は人間でした。しかし、この世界とは少し違う世界の人間です。ですけど、分かりにくいのでまぁ同じ人間と考えて下さい。今回来て貰ったのは繋さんが『  』を越したからです。きっと何を越したか繋さんは聞こえていないと思うのて、そうですね……『基準値』とでもしましょうか。」


「それでその『基準値』を越したからと言って何でエコーが必要なんだ?」


俺は素朴な疑問を投げかけた。


「こら~……繋~。ブルーが話し終わってから質問しろ~……。そして、早く話終わらせろ~……。」


すると、寝ていた(と思われる)キラーが寝ぼけた様子で話してきた。

ブルーが苦笑いしながら話を再開させた。


「繋さんも知っての通りあなたの体は私たちが補っています。しかし、それは『基準値』内を補うだけで、それを越すと私たちだけでは手が負えません。なので追加の助けが必要ということでエコーがきたのです。」


(スパークもこれくらい一気に説明してくれたらなぁ~。)と考えているとスパークが起き上がってきた。


「すまないな~僕は説明が下手なんスよ~。」


「なぜ俺の中にいないのに考えがわかった!?」


「さっき全員で接続したから少しだけなら分かるんスよ~。」


「そうだよブルー、忘れてた。さっきはどうして全員をあの空間に集めた?」


スパークのおかげ(?)で忘れてかけていたことを思い出した俺は、連兄にまた向きなおった。


「それは全員一気に紹介出来ますし、一番の理由としては全員に繋さんへの接続に慣れてもらいたからです。あれによって次からは全員繋さんに瞬時に移動が可能になりました。」


「琴音ちゃんはあの時意識はあったのか?」


「さすがに私にもわかりませんね……。すみませんが直接聞いてみて下さい。」


このブルーの言葉を最後に話し合いは終わった。





続く

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