二十三.話し合いⅡ
俺達は、家につくとリビングに向かった。
話し合いを再開させるためにだ。
テーブルには、俺から見て正面に琴音ちゃん(ホーリー&エンジェル)、その隣にスパークが座り、俺の隣にスターズ(ブルー&レッド)がテーブルに置かれている。
琴音ちゃんを見るとまた目が白黒になっていた。きっとホーリーが表に出ているのだろう。
「……話を始めよう。」
「そうだな。なぁ、ホーリー?今エンジェルとかわれるか?」
「……やってみる。」
そう告げると、ホーリーは目を閉じた。すると、髪留めになっていたイエロースターが数秒間点滅するように光り、収まった。
「エンジェルなんスか?」
スパークが、尋ねるとパチッと目を開けた。目はいつもの色に戻っていた。
「我はブルエル・エンジェル。我が人格ホーリー・ステル、またこの体北条氏を助けて下さり感謝する。」
エンジェルは頭を下げてきた。
何だかホーリーや琴音ちゃんと違い、とてもハキハキしているようだ。
「まぁ、その事はもういい。ところでエンジェルよ。何でお前、前の仕事から帰ってこなかったんだよ?ヒモはどうした?これからどうする気だ?」
「こらキラー。全て一気に聞くと混乱してしまうでしょうが。」
キラーとブルーがそう言うとエンジェルは、ケータイを打ち始めた。
「話した方が早くないっスか?」
「気にするな。この方が表現しやすい。」
そう告げて二分後にケータイを渡してきた。見てみると長い文章がかかれていた。
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Q.何故帰ってこなかったか
A.前の『体』で受けた様々なダメージが強く、新しい『体』が必要だった。そこでこの北条氏に入った。だが、ホーリーが消えそうになったので、ヒモを作り回避した。しかし、ヒモを作った事で力が使え無くなってしまった。また、記憶をなくして北条氏の中をさ迷っていた。
Q.ヒモについて
A.もう無い。誰かが結界と一緒に少し破壊してくれたようだ。破壊した人間が誰かは知らない。記憶も力も戻った。
Q.これからについて
A.このまま北条氏につく。『マスター』には申請を後からしておくつもりだ。
他に質問はないか?
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「「「「……」」」」
俺が口に出して読み終わると皆黙り込んでいた。
「なぁ?エンジェル?」
「なんだ?」
「お前は本当に昔からかわらないなぁ…。」
「そうか?それよりもう質問がないなら北条氏にかわって寝させてもらうが…、いいか?」
「いいけどベットで寝てくれよ。」
「了解。」
そう言うと、エンジェルは目を閉じた。すると、琴音ちゃんに戻ったのかわからないがテーブルに頭を置いて寝始めた。
「おーい、ベットで寝てくれよ~。」
その瞬間、琴音ちゃんにあの『翼』が出てきた。(なんと服の上からだ)
そして、体が浮き始め、二階の寝室に向かって行った。
「さすがエンジェルっスねー。僕たちの仲間の中で一、二位を争ってるだけはあるっスね~。もう能力が使えるんスか~。」
「そうですねー。」
「ところでスパークはこれからどうするんだ?」
俺が、質問するとスパークは少しし頭を掻き何か思いついたように椅子を急に立ち上がった。
そして、笑顔で
「ふ、ふ、ふー。良いこと思いついたっスよ~。繋!そういう事でこれからよろしく!」
と、何か怪しげなことを言い出し、何がよろしくかよく分からなかった。まぁ、いいか。
「ところで俺はどうなるんだ?」
「まぁ、少しの間は安心してくれっス。きっと事件も何も起こらないと思うっスから平穏に過ごして下さいっスよ。」
「へぇ~。ま、何事も平和が一番だし平穏な日常が戻るならそれでいいか…。」
「でも、繋さん。『ラリ』集めや、特訓などはしてもらいますからね!?」
「そうだぞ繋。覚悟しとけよ!」
「へいへい…。」
「ではこれで今日はお開きにするっスかね。」
「そうだな。」
キラーとブルーは俺の中に戻り、スパークは笑顔でどこかに去っていった。
まぁ、何はともあれ一件落着ということで、めでたしめでたしっとな(笑)
第一部完結
第二部に続く




