十九.スパーク戦(中編・下)
俺は、『クロー』を装備してスパークに向かって走った。
「へー。『クロー』を操れるのか。では、僕も!」
俺は、『クロー』を全力で振り下ろした。しかし、その攻撃はあっさり手で弾かれた。俺は、驚きスパークを見た。すると、左手に俺の『クロー』とそっくりな武器を展開していた。スパークの『クロー』の甲には黄緑色のスターズがはめられていた。
「な!何故お前まで『クロー』を持っている。」
「ふふ。だから、知りたければ僕を倒したらいいですよ。ま、武器名は『エレクトロクロー』でいいだろ。」
スパークは、その『エレクトロクロー』を俺に向けてきた。
「spark」
と、言葉にした瞬間『エレクトロクロー』の周りを電気みたいなのが発生し、まとわりだした。
「shoot」
スパークが、『エレクトロクロー』を振り下ろした。すると、さっきまでまとわりついていた電気が俺に襲いかかって来た。
「な!」
俺は、驚きながらも運良く避けることができた。電気はそのまま飛んでいき虚空へきえた。
「あんなのありかよ!」
「繋さん。今すぐ盾を空気で作って下さい。早く!」
俺は、ブルーに言われるままに盾を想像し左手に持った。すると、ポケットに入れていたブルースターが消え、これも小さくなり左手の中指に指輪の形になり小さなブルースターとなった。
「これで大抵の攻撃は防げると思います。攻撃が来たら必ずガードしてください。」
ブルーは、それだけ告げると全く話さなくなった。また、今気付いたのだがキラーも全く話さなくなっていた。
「はは、凄いな!airrealmasterの力まで使えるのかー!」
スパークが、また笑い出した。しかし、俺はそんな事おかまえなしにまた思いっきりスパークに突っ込んだ。
「バカの一つ覚えってやつかー。」
「ふん。俺だってただ突っこむだけじゃないぜ。」
俺は、『クロー』また思いっきり振り下ろした。しかし、あっさり避けられた。が、『クロー』がとおり過ぎた所に突然疾風が巻き起こった。
「っ!!」
スパークが、とっさに後方に跳んだ。よく見ると少し頬に血がたれていた。
「凄いだろ。これぞカマイタチだ。」
空気を圧縮したのを『クロー』の爪先で回転させ保持し、振り下ろした時に解除する事で時間差でカマイタチを発生させた。意外と疲れて、肩で息をし、少し頭痛が起こった。
「いろんな技がありますな。でも、僕も負けない。spark!」
スパークがまた加速しながら近づいてきた。俺も負けじと空気を圧縮し『クロー』と盾を構えた。
すると、『エレクトロクロー』と『クロー』がぶつかり合うその瞬間、下の倉庫がなんと『翼』を出して飛んできた!!!
「なんじゃこりゃー!!」
「オオー(゜o゜)/」
俺は、驚きで戦いどころでは無くなってしまい盾が消え、『クロー』がレッドスターに戻ってしまった。
倉庫の中からは、3、4回大きく物音がたち、それが治まると倉庫が爆発した!すると、土煙から琴音ちゃんらしき子供の姿が見えた。
「琴音ちゃん!」
俺は、大きく呼んだか全く返答がなかった。
そして、さっきまで倉庫を貫通していた『翼』が羽ばたき土煙が払われ、そこから琴音ちゃんが現れた。しかし、目が白と黒のオッドアイになっていた。
「どうやってあの倉庫の固定結界を壊したのかな~?」
スパークが苦笑いしなが見ていると、なんと琴音ちゃんが『翼』を羽ばたかせてこっちに向かってきた。
「あ、こりゃー暴走してるな。ははは(笑)」
「えーーー!」
オイオイ!?次から次へと何なんだよもー!!!!!!!
続く




