十七.スパーク戦(前編)
俺はメールのアイコンをクリックした。すると、パソコンから変な音声が流れてきた。
「backupプログラム起動。………clear。」
そこで、機械音声が鳴り止んだ。と、その瞬間、なんの前兆もなく辺り一面が白い空間に変わった。
そこは、ブルーとキラーと出会った場所にと似ていた。しかし、あの時は少し青みがかっていたが、今回のは少し黄緑がかっていた。
「おい、繋。気をつけろ。」
キラーが、いつもとは違い慎重に話してきた。
すると、その何もなかった白い空間に一人の人物が立っていた。
「やぁ。繋。昼休みぶり!」
そこには、なんとあの一年生の転校生のスパーク・ウェンズ・カールがいた。
「なんでお前がここにいる…。」
「いやー。まぁこっちにも、こっちなりの事情があってなー。」
「で、なぜ俺をここへよんだんだ。」
「ああ、忘れるところだった。それでは、用件を伝えますね。」
俺とブルーたちは静かに聞くことにした。
スパークは人が変わったかのように声を低くして話し出した。
「今日の午後8時半までに心帝中学校の屋上に来い。来なければ人質として北条琴音を預かった。今はおとなしく寝ている。」
「分かった。指示には従う。だから、琴音ちゃんには絶対に手をふれるな!」
すると、スパークは用件伝え終わると声をもとに戻して、
「はいはい。了解。了解。分かりましたよ~。では、また後で…。」
と、少し笑みをこぼしながら白い空間から一瞬にして消えた。俺も、白い空間が消えて自分の部屋に戻っていた。
俺は、急いで琴音ちゃんの部屋に行った。そこは、とても荒らされておりどこにも琴音ちゃんは見当たらなかった。
「くそ!スパークの奴琴音ちゃんを巻き込みやがって!」
部屋から出たあと、玄関へいき靴を履くとき、ブルーが少し大きめの声で、
「待って下さい。繋さん!このまま対策無しに行っても危険です。」
と、告げてきた。
「なら、どうしろってんだ!」
俺は我を一瞬失いかけて叫んでしまった。
「一つ私に秘策があります。それは…。」
―8時半前(屋上)―
満月の月明かりが照らす中、屋上にはスパークが堂々と周りに落ちないよに作られているフェンスの柵にもたれ掛かっていた。
金髪の髪がとても際立っていた。
「間に合いましたか。さすがですね…。ブルーさんにキラーさん。」
「!!なぜお前が二人の事をしっているんだ!」
スパークは、笑みをこぼしながら、
「知りたければ僕を倒したらいいんじゃないか?」
と、挑発をかけてきた。
「分かった。戦う前に一つ聞きたい。琴音ちゃんはどこにいる。」
「ああ、北条琴音なら僕の後ろの地上にある倉庫の中さ。もちろん怪我はしてないよ。」
「よし、では俺が勝てば琴音ちゃんの解放。また、俺の質問に答えてもらう。」
「では、僕が勝てばあなたを殺す。これでいいよな。」
「ああ。」
こうして、なんだか色々とヤバい条件での俺(ブルー&キラー)VSスパークとの戦いが始まった…。
続く




