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私と今付き合ってる彼が、私の家に遊びに行きたいって言ってきたんだけど? ゴミ部屋だから見せたくないの!

作者: 七瀬
掲載日:2026/03/11





”私と今付き合ってる彼が、私の家に遊びに行きたいって言ってき

たんだけど? ゴミ部屋だから見せたくないの!“





正直、私はゴミ小屋に住んでいる女なんです。

そもそも今の家に引っ越してきて5年経つけど、、、?

一度も掃除をした事がない!

それにゴミも引っ越して来て直ぐの頃は、こまめに捨てていたけど、

途中からめんどくさくなり部屋にゴミを溜めてから捨てるように

しようと考え袋に入れていた。

そのうち、仕事も忙しくなり部屋にゴミが益々溜まっていく。

その結果、部屋のあちらこちらにゴミがあり、足の踏み場もなく

なるまでゴミが積みあがっていった。

ただ自分の生活する範囲だけはキレイにしている。

それ以外はゴミが山積みになってしまった。




・・・そんな時、今付き合っている彼氏からこんな事を私は

言われてしまい、困り果ててしまう。




『”今度の日曜日、寿葉ちゃんの家に遊びに行っていい?“』

『えぇ!? で、でも、部屋凄く散らかってるから、』

『別に俺気にしないよ、だからいいでしょ!』

『ごめん、もう少しだけ待って!』

『じゃあー来月だったらいいよね? 時間もあるし掃除をする

時間もあるから、遊びに行くよ。』

『ちょ、ちょっと待ってよ、まだ決まった訳じゃ、』

『”いやいや? もう決まったから! じゃあー来月ね!“』

『もぉ~ちょっと本当に待ってよ。』

『もう決まり! 絶対に変えないから、来月寿葉ちゃんの家に遊びに行く!』

『・・・・・・』

『楽しみにしてるね!』

『・・・ううん、』






・・・私はこうして、とうとう一人じゃもうどうしようもなくなり、

業者を呼んで片付けてもらう事を心に決める!




【ピーンポーン】

『はーい! 少し待ってくださいね、ちょ、ちょっとなかな

出れなくて、はぁ~やっと玄関まで出れた!』

『相当、ゴミが溜まってますね!』

『スミマセン、そうなんです、時間はどれぐらいで片付けられ

そうですか?』

『”見た感じだと? 4時間ぐらいで片付くと思います。“』

『ありがとうございます、じゃあー後は任せてもいいですか?』

『はい、帰って来た時はもうゴミは一切ないですから。』

『じゃあ、よろしくお願いします!』

『じゃあ、また後で!』

『はい。』





・・・私は時間を潰すために”ネットカフェに行く。“

4時間ぐらいならネットカフェで十分時間を潰せる。

後は業者さんに任せておけば、4時間後家に帰ったらスッキリしている

のだろう。

ただ業者に頼むと、部屋を片付けてもらうのに値段が16万4350円

かかると言われる。

結構、料金はかかるがお金には代えられない。

”大好きな彼にこんなゴミ部屋を見られたら? 絶対にその場でフラれる。“

しかも今の彼は? ”私はキレイ好きだと勝手に思い込んでるみたいだし。“

そもそも何故そう想ってるのかも私には分からないのだけど?

潔癖症で汚いモノを素手で私が触れないとまで思っているようだ!

私のどこが”潔癖症なのよ。“

まあ、今更彼氏にこんな事言えないし、それ以上に彼氏に嫌われるのが

私は怖いの!

いつの間にか私は彼の事がここまで好きになってしまったんだと知ってから、

ずっと彼氏に嫌われないように自分を隠してきたけど?

こんなところで”本当の私を出して嫌われたくないわ!“






そして4時間後、私が家に帰ると?

業者の人が私の帰りを待っててくれて、こう言ったの!




『”最初に言われていた、通帳と財布が見つかりました、それとお金が

3万4678円出て来たのでお返しておきます。掃除はこれで以上

なのでまた何かありましたらよろしくお願いします。ではこれで帰り

ますが何か聞いておきたい事などがあれば今言ってもらえると助かり

ます。“』

『部屋をキレイに維持する方法としてどうしたらいいのでしょうか?』

『無駄にあちこち使わないで、同じ場所で生活するようしてゴミが

出たら直ぐにゴミ箱に捨てるようにした方が良いでしょう。

ゴミ袋に入れて定期的にゴミを出すクセもつけた方がいいですよ。』

『ありがとうございます。』

『後? 掃除機を買った方がいいと思いますが、ルンバみたいに

勝手に掃除をしてくれるモノを買う方がイイかもしれませんね! 

掃除機は定期的にかけないといけないしから大変ですしね。』

『ああ~あの丸くて勝手に掃除してくれるやつですよね?』

『そうそう、それです!』

『コツコツマメにゴミを溜めないようにすればゴミ部屋にはならない

と思います、次から自分で頑張ってください!』

『はい、頑張ってみます。ありがとうございました。』

『じゃあ、ワタシはココで!』

『今日は、本当にありがとうございます。』






・・・部屋の中は、今まで私が5年間溜めてきたゴミがごっそりと

なくなっていた。

部屋の中はガランと物はなく、殆どは捨てられてしまったのだろう。

それでも私は嬉しかった。

これでやっと大好きな彼氏を家に招く事が出来るからだ!

彼氏が遊びに来る日までに部屋にはいろいろ新しく買っておかないと

いけないモノもたくさんあるから、仕事が休みの日にネットショップや

ニ○リに行って部屋にあったモノを買いまくった!

彼氏も初めて家に遊びに来るし、可愛い女の子だと彼には想われたい!




そして彼氏が私の家に遊びに来る日がきた。





『”わーあ! キレイな部屋じゃん! 凄い片付いてるしやっぱり女の子

らしいんだね。“』

『えぇ!? そ、そんな事ないよ。』

『女の子の部屋っていうと? 大体ピンク色が多いけど、黄色だったり

青だったりいろんな色があって明るいイメージがあるし、部屋ごとに

色分けみたいなね、俺こういう風にする女の子好きだよ!』

『・・・そ、そうなの、じゃあ良かった!』

『”でも? なんであんなに俺に部屋を見せるのに抵抗があったの?“』

『だって自分じゃキレイにしててもそうじゃない時もあるでしょ!』

『めちゃめちゃキレイだよ、これならもっと早くに遊びに行きたかっ

たな~』

『ごめんね、そうだね、そう思うよね。』

『”これからは毎日、遊びに来ていい?“』

『”えぇ!? 別にいいけど、いつ来てくれても嬉しいよ。』

『”じゃあ、このまま一緒に住んじゃおうか?“』

『えぇ!?』

『俺もここに引っ越してこようかな。』

『”同棲って事?“』

『いや?』

『そうじゃないけど、』

『じゃあーまた考えといて!』

『・・・ううん、』






・・・とまあ、今回はなんとか問題なく済んだけど?

このままだと本当にヤバいな!

私、絶対に片付けられない女だし、またゴミ部屋になるかもしれない。

このまま彼氏と同棲なんて絶対にあり得ないよ!

ああ~どうしたらいいのか私、もう分かんないわー!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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