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第一話【ラストシーン】

朝方のレオの部屋。レオはぱちりと目が覚め、ふと隣の机に置いておいたノクスに話しかけた。

「ノクス。俺さ、ちょっとだけ……わかってきた気がする」

『何がだ?』

「“読む”って、戦うことなんだな」

『……そうだ。そして“知る”ということは、誰かの嘘を暴くということでもある』

「だったら俺は――全部、読んでやる。

 この本の全部と、この世界の“本当”を」

カーテン越しに差し込む柔らかい陽の光がレオを照らした。

「それでこそ、俺と張り合えるぐらいの奴ってことだ」

ノクスがぽつりと呟いた。


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