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第一話【Scene14:監視庁の決定】
再び、学院地下の監視室。
例のスパイが監視官たちに報告をしていた。
「……問題です。NOXが“ページを増やした”のですが…」
「封印術が解除されつつあります。想定より早いです。やはり、あの少年との契約は異常反応かと」
それを聞いた他の監視官たちが口々に言い始める
「なんだと…。このままでは…」
「今からでも遅くない、あの少年は早急に処分すべきだ」
「幸い、たいした血筋もない孤児だ。孤児の1人2人消したってたいした問題にもならんだろう」
「司書官閣下、考え直しを…」
マークは一瞬迷いの色を顔に見せたものの、すぐに決心の顔を見せ、
「……処分を開始する」
と重たく告げた。
「了解。“書狩人”を動かす」
そうして例の監視官は部屋を出て行った。




